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相馬山-群馬県の山

相馬山-群馬県の山

山の上にある山頂の神社

山の上にある山頂の神社

【緑豊かな相馬山の森】

緑豊かな相馬山の森

山行情報
日程 2015年6月20日(土)
山名(山域) 相馬山(榛名山)(浅間山周辺
入/下山地 県営松の沢グラウンド駐車場
メンバー 単独行
行動時間 2時間5分
歩行
距離
登り
下り
歩数
5.6km 378m 378m --歩
■■■

コース(タイム)

グラウンド駐車場(07:23)-(07:46)磨墨峠-(08:24)相馬山-車道-(9:29)グラウンド駐車場

 《山概略》
 群馬県の榛名山は上毛三山のひとつとして有名な山である。4万年前の噴火により外輪山が形成され、相馬山はその山頂の一つである。榛名山の最後の噴火は6世紀末の二ツ岳で、現在の形となっている。
 相馬山の山頂には榛名神社の末社である黒髪神社があり、古くから竜神が祭られていたという。また、山の南面は群馬県の自然環境保全地域で、ミズナラを中心とした自然度の高い天然林が残されている。

 《アプローチ編》
 土曜日の早朝、5時前に自宅を出発。第三京浜から環八、関越自動車道と車を走らせるが、目立った渋滞もなく順調に榛名山の坂道を登った。松之沢峠を越えて少し下ると右手に階段の登山道がちらっと見えた。これが今回の登山口である。そのまま下るとすぐ左手にグランドと駐車場が見えてくる。
 県営松の沢グランド駐車場には数台の車が駐まっているのみで、かなり余裕がある。立派なトイレが設置された標高1100mの地である。


グランド駐車場はがら空き
【グランド駐車場はがら空き】
   綺麗な榛名富士
【綺麗な榛名富士】


 《相馬山へ》
 駐車場を出発する。目の前にしは綺麗なコニーデ型の榛名富士が見えるが、それとは反対方向の車で降りてきた道を登り返す。歩道のない車道だが、車はほとんど通らない。少し登ると左手に登山口があり、ガードレールを跨いで登山口に入る。入口には関東ふれあいの道の案内板があり、今回のコースがその「榛名山へのみち」の一部であることが分かる。

車道横の登山口
【車道横の登山口】
   道脇には様々な植生
【道脇には様々な植生 】

 車道横の登山口から木製の階段を登る。関東ふれあいの道だから綺麗に整備されているようだ。道脇にはシダなどの様々な植物が生えている。雨上がりで緑がみずみずしい。階段をひと登りすると展望が開けるが、ガスが多くあまり眺望は良くない。わずかな湖畔と帰部岳がちらっと見えた。
 ところどころにある指導標はヤセオネ峠方面を示した方へ進む。左手には榛名富士が見え隠れし、やがてあずま屋のある磨墨峠(するすとうげ)に到着する。このあたりに特徴的な磨墨岩があるということだが、あまり気にしないでそのまま通過してしまった。

麿墨峠のあずま屋
【麿墨峠(するすとうげ)のあずま屋】
   相馬山の鳥居
【相馬山の鳥居】

 相馬山が近づくと、何度か鳥居をくぐることになる。初めは板きれで作った粗末な鳥居だったが、山頂直下には相馬山と扁額のある立派な鳥居がある。この鳥居から山頂まではピストンとなる。鳥居をくぐって岩の多い急坂に取り付く。周囲には石像や石碑が増えてくる。道には鎖場や鉄梯子が2カ所有り、なかなか楽には登れない。雨上がりで滑りやすいので慎重に進む。
鉄梯子有り
【鉄梯子有り】
   相馬山山頂
【相馬山山頂】

 再び鳥居をくぐると相馬山の山頂(1411m)で、狭い場所に黒髪山神社がある。かつて信仰のメッカだったらしく、古い石像や石祠が多い。山頂の奥は行き止まりで、地形的には崖になっているようだ。山頂からは展望が素晴らしいはずだが、ガスのため真っ白で何も見えない。

ヤセオネ峠へ降りていく
【ヤセオネ峠へ降りていく】
   うっそうとした森を進む
【うっそうとした森を進む】

 山頂には10分ほど滞在し、登ってきた道を下った。ここまで人とは会わなかったが、下りでは何人かとすれ違うようになる。鳥居をくぐるとき、ふと扁額の裏を見ると新潟競馬場と書かれていて驚いた。山頂直下の赤い鳥居まで下り、右手のヤセオネ峠方面へ進んだ。

車道に出る
【車道に出る】
   ひたすら直線の歩道を歩く
【ひたすら直線の歩道を歩く】

 ヤセオネ方面に進む道もまた、うっそうとした森で緑であふれている。同じ場所に違うササが生えていたりと植生豊かだ。森の小道がしばらく続き、最後に鳥居をくぐると県道に出る。右手がヤセオネ峠で駐車場も見えるが、歩くのは左の方である。道には歩道がある。
 県道渋川松井線は緩やかな下りの直線が続き、かなり奥の方まで見えている。途中、メロディラインがあり、車が通過すると”静かな湖畔”のメロディーが流れる。メロディーは南西方向に向かう斜線だけである。
 歩道を歩きながら左手に相馬山が見えるが、やはりガスに覆われはっきりと見ることはできない。榛名富士が近づき、左に曲がるとグランド駐車場に戻る。朝より駐車している車は増えていた。
 下山後は、伊香保温泉方面へ降りていき、前回も訪れた水沢うどんの山一屋に向かった。うどんよりも天ぷらが美味しかったのが印象的で、今回も同じものを食べた。その後、しんとう温泉ふれあい館で汗を落とし、渋川のビジネスホテルに宿泊した。翌日は山仲間と子持山へ行く予定だったが、天気が悪く中止となった。

     
《登山道の花と蝶》
マムシグサ ヤマツツジ コアジサイ
 【1.マムシグサ】
 【2.ヤマツツジ】
 【3.コアジサイ】
アキノタムラソウ ヤマボウシ クサタチバナ
 【4.アキノタムラソウ】
 【5.ヤマボウシ】
 【6.クサタチバナ】
ヤマトスジグロシロチョウ アカツメクサ ヒメキマダラセセリ
 【7.ヤマトスジグロシロチョウ】
 【8.アカツメクサ】
 【9.ヒメキマダラセセリ】

付近の山 掃部ヶ岳(2006.05.26)

立ち寄り湯情報
 
しんとう温泉ふれあい館★★★★
場所:北群馬郡榛東村大字新井507-3(TEL:0279-54-1126)
泉質:ナトリウム塩化物泉
料金:300円・時間:10:00~21:00(10月~3月は20時まで)
休館:第2・第4月曜日
食堂:無、露天:有
Camera:CANON EOS 6D

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