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静岡県の山−達麿山 静岡県の山−達麿山 ニューヨーク万博に出展した眺望 ニューヨーク万博に出展した眺望 【達麿山からの眺望】
コース(タイム)横浜(5:58)=達麿山レストハウス(8:58)−(9:40)金冠山(9:51)−達麿山(11:10)−(12:14)レストハウス=梅ヶ島キャンプ場
時は昭和14年、ニューヨークで開催される万博で、富士山の写真を展示することになった。その撮影地として選ばれたのが達磨山である。万博会場では縦8.2m、横32.7mの大パノラマで展示され、大絶賛されたそうである。その富士の姿を再現すべく達磨山へ行くことになった。もちろん天気が良くなければ意味がない。これまで過去に何度か行くことを試みたが、いずれも眺望が期待できなく途中で撤退していた。
車道にでて登り方向の右手に登山口がある。登山道は防火帯になっていて地面は山芝で覆われている。気持ちよく歩きやすい道だ。右手には富士の姿が見え隠れする。 金冠山の頂上(816m)に到着。すでに二人の先客が来ており、いずれも写真を撮りに来ているようだ。同じ構図で何十枚も写真を撮っていた。山頂はアンテナ施設があるので360度の眺望は得られない。しかし青空の下の富士は絶景である。戸田の港が箱庭のように見下ろせる。入り江のまわりにびっしりと家が立ち並んでいるのが分かる。
金冠山から達磨山へ向かう。戸田峠までは下りが続き、峠は車道が入れ組む交差点となっている。道を横切り駐車場の右側に登山道が続いている。 登山道は西伊豆スカイラインに沿っているが、車はあまり通らないので喧騒もなく歩くことができる。しかし登山道のほうはアップダウンがある。途中、眺望のない小達麿山のピーク(890m)を通過する。 登山道はいったん車道と合流する。車道を100mほど歩き、目の前の達麿山ピークに向かって階段状の山道を登る。
達磨山(981.9m)の頂上に到着。子供二人とそのお祖父さん、そして犬二匹が先客だった。子供は山頂の石の上を飛び跳ねて遊び、小さな犬はこちらに向かって吠え立てている。 達磨山山頂は金冠山よりも100m以上標高が高いので、より眺めがいい。遮るものもなく360度の大パノラマが広がる。しばらく眺望を楽しんだ後、下山した。 【達麿山展望】
下りは来た道を降りる。車道と交差したところからは、アップダウンを嫌って車道のほうを歩くことにした。車道は尾根を大きく迂回しているので多少歩く距離は長くなった。戸田峠を経て車を止めているレストハウスまで戻った。 【達麿山の下り】 達麿山の下りは富士に向かって歩く。空に虫が飛んでいるかと思ったら、パラグライダーだった。 朝開いてなかったレストハウスの中に入ることができた。中ではだるま山高原のパンフレットを入手することができた。ニューヨーク万博に出品した「富士の大写真」もこれに掲載されていた。 明日は安部奥の山伏を登る予定で、この日の宿となる梅ヶ島キャンプ場へ向かった。 Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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