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三峰山-奈良県の山

三峰山-奈良県の山

時期は早いが霧氷を堪能

時期は早いが霧氷を堪能

【稜線の霧氷】

稜線の霧氷

山行情報
日程 2018年12月30日(日)
山名(山域) 三峰山(大峰山・大台ヶ原
入/下山地 みつえ青少年旅行村入口前
メンバー 単独行
行動時間 3時間9分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.6km 886m 886m 16,458歩
■■■

コース(タイム)

三峰山登山口(08:20)-新道峠-(10:20)三峰山-八丁平-(10:42)避難小屋-(11:29)三峰山登山口

 《山概略》
 三峰山(みうねやま)は奈良県と三重県の境にある1000m級の山が東西に連なる高見山地の山の一つ。室生赤目青山国定公園にあり、冬は樹氷が有名な山である。

 《アプローチ編》
 昨年も同時期に登山を試みたが、雨天のため中止になっていた。そこで今年も、年末マイカー帰省(横浜から福岡)にあわせて、この山へ立ち寄ることにした。前日は、静岡県の弓張山地を歩いていて、豊川を早朝出発し、久居ICを経て、みつえ青少年旅行村手前の駐車場に到着したのは8時過ぎだった。すでに駐車場は半分ほどが埋まっていた。


駐車場を出発
【駐車場を出発】
   登山口を直進
【登山口を直進】

 《三峰山へ》
 駐車場から青少年旅行村のアーチ門の中へ入っていく。その門の所に「三峰登山口」のバス停があるが、ダイヤを見ると1日一本、15時台にあるだけだ。バス停の少し先に登山口の案内板があり、左に入る道がある。今回は周遊コースで左回りに歩くため、道は直進する。
 道はしばらく舗装道で、青少年旅行村の中を通り抜けることになる。道脇にはアウトドア関連の施設が並ぶが、ひと気は無く、すでに正月休みに入っているようだ。道は神末川沿いに続き徐々に登っていく。右手の作業小屋を通過し、開きっぱなしのゲートを通過する。三峰山への指導標がなかなか現れず、GPSの古い登山道に惑わされ、谷筋で少々迷走してしまう。結局そのまま林道を歩き続ければ良く、やがて堰堤が現れ、そこから三峰山に行く指導標がようやく現れる。

林道をかなり登る
【林道をかなり登る】
   林道が終わり階段
【林道が終わり階段】

 堰堤の前を右に曲がり、植林帯の中へと入っていく。階段状の登りがしばらく続き、標高が1000mを越えると杉の葉が白くなってくる。進むにつれ白さは増し、すぐに森全体が白い霧氷で包まれる。うわさ通りの素晴らしい光景だ。枝についた霧氷をよく見ると、トゲのような氷が張り付いている。

急に霧氷が現れる
【急に霧氷が現れる】
   トゲのような霧氷
【トゲのような霧氷】

 霧氷に見とれながら進んでいくと新道峠に到着する。高見山地の稜線で、右手が高見山に続く。三峰山山頂は左方向2000mである。稜線の地面は白くなっているが雪では無く、霧氷が降り積もった感じだ。時折風が吹くと霧氷がさらさらと降ってくる。
 稜線はブナやイタヤカエデ、ヒメシャラ、ミズナラなどの広葉樹で、初夏に来ても気持ちよさそうだ。稜線の中間地点が登り尾ノ頭で標高1156m。ほとんどアップダウンを感じさせない場所にある。

稜線を進む
【稜線を進む】
   山頂の三角点
【山頂の三角点】

 幻想的な稜線を進み、三畝峠を通過する。今回下山の時に利用する峠だが、そこから登ってくる登山者がほとんどなので、そこから先は登山者をよく見かけることになる。大日如来の石碑を通過し、八丁平への分岐を左に進むと、三峰山の山頂(1235m)である。山頂はこんもりと広がり、眺めが良さそうだがあいにく雲の中で真っ白である。案内板には鳥瞰室生火山群として古光山、倶留尊山、大洞山などが見渡せるようだ。山頂には一等三角点があり、その隣には小さな雪だるまが据えられていた。それほど雪が積もっている訳では無いので、雪を集めるのは苦労したことだろう。

八丁平
【八丁平】
   三畝峠で下山
【三畝峠で下山】

 山頂でじっとしているのは寒いので、写真を撮ったあとは下山である。八丁平を経由して戻る道があるようなので、八丁平に寄ることにした。さんちょうから200mも歩くと八丁平で、木が生えておらず開けた場所だ。ここから三重県側へ下山できるようで、何人かの登山者がガスの中へ消えていった。
 三畝峠に戻り、そこから不動滝方面に下山する。しばらく霧氷帯は続き、大木の下にある石仏の前を通る。雲の下に出ると霧氷も無くなり、時折眺めの良い場所に出る。ピークが四つ連なるのは倶留尊山だ。この山は日本三百名山で、いつか登ろうと思っている。
倶留尊山を望む
【倶留尊山を望む】
   展望避難小屋
【展望避難小屋】

 植林の中を下り、背の高い避難小屋の前に出る。みつえ森林組合の家三畝山林展望台と書いてある。中には入らずにそのまま下山を続けた。展望台のすぐ下に林道があり道がいくつも分かれている。道が分かりにくく、林道を少し進んでおかしいことに気づき、引き返した。休憩小屋があるのでその前を通り、山道に入るのが正しいルートだった。

林道十字路
【林道十字路】
   大タイ林道に出る
【大タイ林道に出る】

 林道十字路から植林帯に入り、下りの連続を抜けると橋の先に林道がある。右が不動滝で、左が青少年旅行村である。滝には寄らずに左に曲がって登山口に向かった。舗装道を道なりに進むと、先ほど直進した三叉路に出て、右に曲がると駐車場に到着する。

付近の山 高見山(2016.4.29)、三輪山(2008.12.29)

立ち寄り湯情報
 
みつえ温泉 姫石(ひめし)の湯★★★★
場所:奈良県宇陀郡御杖村神末6330(TEL:0745-95-2641)
泉質:単純温泉(中性)
料金:700円・時間:10:00~16:00
休館:火曜日
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D Mark II

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