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三峰山-奈良県の山 三峰山-奈良県の山 時期は早いが霧氷を堪能 時期は早いが霧氷を堪能 【稜線の霧氷】
コース(タイム)三峰山登山口(08:20)-新道峠-(10:20)三峰山-八丁平-(10:42)避難小屋-(11:29)三峰山登山口
《山概略》
《三峰山へ》 駐車場から青少年旅行村のアーチ門の中へ入っていく。その門の所に「三峰登山口」のバス停があるが、ダイヤを見ると1日一本、15時台にあるだけだ。バス停の少し先に登山口の案内板があり、左に入る道がある。今回は周遊コースで左回りに歩くため、道は直進する。 道はしばらく舗装道で、青少年旅行村の中を通り抜けることになる。道脇にはアウトドア関連の施設が並ぶが、ひと気は無く、すでに正月休みに入っているようだ。道は神末川沿いに続き徐々に登っていく。右手の作業小屋を通過し、開きっぱなしのゲートを通過する。三峰山への指導標がなかなか現れず、GPSの古い登山道に惑わされ、谷筋で少々迷走してしまう。結局そのまま林道を歩き続ければ良く、やがて堰堤が現れ、そこから三峰山に行く指導標がようやく現れる。
堰堤の前を右に曲がり、植林帯の中へと入っていく。階段状の登りがしばらく続き、標高が1000mを越えると杉の葉が白くなってくる。進むにつれ白さは増し、すぐに森全体が白い霧氷で包まれる。うわさ通りの素晴らしい光景だ。枝についた霧氷をよく見ると、トゲのような氷が張り付いている。
霧氷に見とれながら進んでいくと新道峠に到着する。高見山地の稜線で、右手が高見山に続く。三峰山山頂は左方向2000mである。稜線の地面は白くなっているが雪では無く、霧氷が降り積もった感じだ。時折風が吹くと霧氷がさらさらと降ってくる。 稜線はブナやイタヤカエデ、ヒメシャラ、ミズナラなどの広葉樹で、初夏に来ても気持ちよさそうだ。稜線の中間地点が登り尾ノ頭で標高1156m。ほとんどアップダウンを感じさせない場所にある。
幻想的な稜線を進み、三畝峠を通過する。今回下山の時に利用する峠だが、そこから登ってくる登山者がほとんどなので、そこから先は登山者をよく見かけることになる。大日如来の石碑を通過し、八丁平への分岐を左に進むと、三峰山の山頂(1235m)である。山頂はこんもりと広がり、眺めが良さそうだがあいにく雲の中で真っ白である。案内板には鳥瞰室生火山群として古光山、倶留尊山、大洞山などが見渡せるようだ。山頂には一等三角点があり、その隣には小さな雪だるまが据えられていた。それほど雪が積もっている訳では無いので、雪を集めるのは苦労したことだろう。
山頂でじっとしているのは寒いので、写真を撮ったあとは下山である。八丁平を経由して戻る道があるようなので、八丁平に寄ることにした。さんちょうから200mも歩くと八丁平で、木が生えておらず開けた場所だ。ここから三重県側へ下山できるようで、何人かの登山者がガスの中へ消えていった。 三畝峠に戻り、そこから不動滝方面に下山する。しばらく霧氷帯は続き、大木の下にある石仏の前を通る。雲の下に出ると霧氷も無くなり、時折眺めの良い場所に出る。ピークが四つ連なるのは倶留尊山だ。この山は日本三百名山で、いつか登ろうと思っている。
植林の中を下り、背の高い避難小屋の前に出る。みつえ森林組合の家三畝山林展望台と書いてある。中には入らずにそのまま下山を続けた。展望台のすぐ下に林道があり道がいくつも分かれている。道が分かりにくく、林道を少し進んでおかしいことに気づき、引き返した。休憩小屋があるのでその前を通り、山道に入るのが正しいルートだった。
林道十字路から植林帯に入り、下りの連続を抜けると橋の先に林道がある。右が不動滝で、左が青少年旅行村である。滝には寄らずに左に曲がって登山口に向かった。舗装道を道なりに進むと、先ほど直進した三叉路に出て、右に曲がると駐車場に到着する。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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