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大岳−新潟県 大岳−新潟県 高速1000円の山旅... 高速1000円の山旅... 【■■】
コース(タイム)駐車SP(8:06)−(10:27)保久礼小屋(10:36)−(12:36)大岳(12:51)−(15:36)駐車SP
《山概略》 【除雪道を歩く】 高さ1mの雪の壁ができている。ちょっとした除雪後のアルペンルート状態。関東では見られない雪の風景である。 《大岳へ》 9人の準備が完了したところで大岳に向けて出発する。猿倉橋に向かって舗装道はしばらく除雪されていて両脇には1mほどの雪の壁ができている。道は直進と右に分かれるが、それぞれそのすぐ先で除雪は終わっている。以前は右の方へ行ったが、今回は直進して猿倉橋を渡ることになる。橋の上には1mほどの積雪があるが、橋の欄干部分の雪は溶けているので雪はかまぼこ状になっている。 スキー組はスキーを履き、ワカン組はワカンを装着して再出発する。夏は林道となる道を進む。後からGPSで確認すると、回り込んだ道をショートカットしていたようだ。それでも、大岳に向かって大きく迂回しながら進むコースをたどっている。一面雪の道は目標物がないが、何人もが歩いたトレースがあるので迷うこともない。天気も回復が見込まれ、ガスに覆われることもないだろう。 【大岳を目指す】 高原のような場所を進む。大岳から見ると、台地状になっていた場所だ。 目の前には、低い雲で見えたり見えなかったりを繰り返す大岳が見えている。そして雪の道は徐々に登りの勾配がきつくなってくる。歩き始めから1時間20分ほどで保久礼小屋の近くに到着する。皆ペースが速く、写真などを撮っていたため、かなり引き離されての到着だった。 小休止の後、後再出発。ブナ林の尾根の登りが続く。ワカンの歩きは一歩一歩で足が雪に埋もれるため、普通に歩くよりもかなり体力を消耗するようだ。シャリバテをしないように、時々立ち止まっては食料を口にする。そのたびに先行組に引き離される。 雪道をひたすら上り、キビタキ小屋に到着。小屋は雪に埋もれて赤い屋根の一部が出ているだけだ。小さい小屋のようだ。空にはときおり青空が見えてきて、まわりの山なみが見えるようになる。どの山も白く、雪のない関東の山とは対照的だ。 【樹林帯の尾根】 尾根を登っていくと、ブナの木の樹林帯に入る。 一直線の尾根を登っているが、なかなか大岳山頂が見えてこない。そして何度も偽ピークにだまされる。行けども行けども山頂に近づけない感覚が続く。そしてようやく山頂が近づくと、これまで無かった風が急に強く吹き出す。そして急に寒くなる。 皆がスキーを外してくつろいでいる山頂に到着。大岳山頂(1432.4m)は一面雪で山頂の標識も雪に埋もれているようだ。付近に高いところがないので、そこが山頂と言うことになる。あまり奥に行くと断崖絶壁でかつ、雪庇となっているので、近づかないようにする。山頂ではところどころ雪が積み上げられているところがあり、暴風壁として使われているようだ。
山頂の強風は止みそうになく寒いのであまり長居はしていられない。早速下ることになった。スキー組はここからが真骨頂だ。ワカン組は彼らに遅れまいと必死に下る。 山頂からの雪はそれなりに多く、スキーでは快適に下っていたようだが、スキーの中でもミニスキーの方は、ワカン組よりも遅く下山していた。ワカン組は迂回路を避け、なるべくショートカットの道を進んだこともあった。 駐車スペースには三々五々到着する。朝止まっていた車は半分以上消えていた。地元の人は行動が早い。ゆっくり歩いていた割にはクタクタに疲れていた。これから横浜まで帰るのが心配である。下ってきた別のパーティーが車のナンバーを見たのだろうか、横浜まで帰るのたいへんだねぇと、励まされた。
登山口で解散となり、2台4人で神湯温泉倶楽部へ向かった。地方に良くある公共温泉で、なかなか広く快適に湯を楽しむことができた。この施設には仮眠室があり、無料で利用することができる。ドライバーにはありがたい施設だが、今の状態で寝たら仮眠どころか熟睡してしまいそうなので利用は控えた。 湯上がり後は、へきソバを食べるべく小出駅前の富貴亭を目指した。夕食時なのか、店のテーブルは半分ほど埋まっており、場所柄繁盛しているようだった。へきソバに天ぷらも付けて満腹となった。 帰りの時間を遅らせたためか、関越自動車道から圏央道にかけて渋滞は全くなかった。高速料金1000円均一となって覚悟していた渋滞だったが、うれしい肩すかしだった。ひょっとしてこの政策は経済効果無し?
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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