TOP > 長野県の山 > 守谷山
守谷山-長野県の山
守谷山-長野県の山
南アルプス最北端眺望の山
南アルプス最北端眺望の山
【山頂から諏訪湖を望む】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年7月23日(土) | |||
山名(山域) | 守谷山(奥秩父周辺) | |||
入/下山地 | 杖突峠登山口 | |||
メンバー | 林夫妻、岡西、大冨、嶋田、山地s、福島 | |||
行動時間 | 4時間33分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
8.0km | 657m | 657m | ---歩 |
○コース(タイム)
杖突峠口(09:58)-分杭平-(11:21)東峰-(11:51)守屋山(12:43)-東峰-(14:31)杖突峠口
《山概略》
守屋山は長野県の伊那地方にある標高1650mの山である。諏訪湖の南に位置し、南アルプスの最北端とも言われている。周囲を日本アルプスに囲まれ、山頂からの眺望は抜群である。山頂稜線には守屋神社の奥宮があり、雨乞い信仰の山でもある。信州百名山。
《アプローチ編》
7年ぶりの再訪となる。前回は秋に訪れている。杖突峠から同じコースを歩くことにした。6名の大所帯でのメンバーで、海老名駅、橋本駅でメンバーをピックアップして杖突峠を向かった。八王子JCTのあたりは渋滞してたので、相模湖ICから中央道に乗り、高速を飛ばした。
杖突峠の駐車場は、峠を登り切ってすぐの右手にある。駐車場は広いがすでに多くの車が駐まっている。前回は無かった、少し上にもう一面駐車場ができていた。駐車場の隣は太陽光発電の畑で、装置からは終始音が鳴っていた。これは前回同様だ。
《守谷山へ》
9時から登りはじめの予定だったが、もう一台の車が渋滞で遅れ、10時近くでの出発となった。守谷山登山道入り口と書かれた大きな柱の林道を進む。その先で林道から山道に入り、しばらく緑の森の中を歩く。道は分岐があり、どちらに行ってもその先で合流すると思ったら、そうでもなく、大きく回り込んで元の道に戻ることがあった。
山道は林道に出て、道なりに進むと左手に登山道の門がある。門の先は下りで、木道を歩いて沢を渡る。木道の周辺は蝶が舞い、花が咲いているキャンプ場のような広場に出て小休止する。駐車場にはトイレは無かったが、ここには仮設のトイレがある。
斜面の上の方に見える鳥居に向かった進み、その左手に登山口がある。クマ出没注意の看板と、可愛らしいクマの彫り物が置いてある。道は森の中の細い一本道。尾根の道で徐々に勾配が厳しくなってくる。鎖場も一カ所有り。
まわりの木々がまばらになり青空が見えてくる。振り向けば諏訪湖がチラリと見えるようだが、ピークに立つまで見るのは我慢する。上の方では子供たちが何やら騒いでいる。やがて東峰のピーク(1631.2m)に到着する。諏訪湖が一望できるが、八ヶ岳は雲の中だ。
山頂は子供の集団に占拠されている。この時期密になるのは危険なので、早々に西の山頂へと向かう。東峰から少し離れたところに守屋神社の奥宮の祠があり、鉄格子で囲まれている。なぜかと思って調べてみると、守谷山では古くからの習わしで、雨乞い神事の際に祠を谷底に落とすことが行われていたため、それを防止するために柵で囲ったようである。
若干のアップダウンで、守谷山の山頂に到着する。東峰より19mほど高い標高1650.6mである。一等三角点が有り、遮るものの無い360度の大展望である。ちょっとした広場となっている山頂奥のベンチで昼食休憩とした。
山頂では良く蝶が舞っている。ヒョウモンチョウが多く、スジグロチョウやアゲハの類も飛んでいる。けっこう風が強いのだが、思い通りに良く飛べるものだ。撮影するのはなかなか難しい。
山頂にある方位盤によると、南北中央アルプスや八ヶ岳、御嶽、浅間など錚々たる山が見渡せるようだが、あいにくそれらの稜線には雲がかかっていた。
山頂滞在40分ほどで、来た道を下山する。東峰からの下りは、けっこう急で、登りの感覚よりも厳しさがあった。登りでは使わなかった鎖場では、鎖をつかんで慎重に下った。
駐車場に到着する頃には灼熱の日が差して、一番暑い時間帯だ。この日は上諏訪のホテルに泊まることになっている。諏訪大社上社前宮に立ち寄り、ホテルにチェックインしてから重要文化財の片倉館の温泉へ入った。
《登山道のチョウ》
【1.ジャノメチョウ】 |
【2.ヒョウモンチョウ】 |
【3.モンシロチョウ】 |
【4.キアゲハ】 |
【5.ヤマキチョウ】 |
○立ち寄り湯情報 | |
上諏訪温泉 片倉館★★★ | |
場所:長野県諏訪市湖岸通り4丁目1-43 (TEL:0266-52-0604) | |
泉質:単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) | |
料金:750円・時間:10:00~20:00 | |
休館:毎月第2・第4火曜日 | |
食堂:無、露天:無 |
Camera:CANON EOS 6D Mark II