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沖ビリ沢−丹沢の沢 沖ビリ沢−丹沢の沢 丹沢奥地にナメ沢あり 丹沢奥地にナメ沢あり 【三段30mのナメ滝】
コース(タイム)山伏トンネル(8:30)−(10:48)入渓点(11:13)−(13:19)石保土山−(15:00)山伏トンネル
《山概略》 【山伏峠駐車スペース】 山伏トンネルの山中湖側にある行き止まりの道が駐車スペース。キャパシティは7〜8台だろうか。撮影は下山時で、車は半分ほどに減っている。 《沖ビリ沢へ》 トンネルを歩いて道志側に出る。右側に回り込んで進むと、半ば落ち葉に埋もれた舗装道を歩いていることに気づく。道が途切れた左手が登山口である。道志村トレイルレースの案内表示があるが、5月に行われたもので、すでに半年前のものだ。雑木林の中を道なりに登っていくとトンネルの上の尾根に出る。右手に行くと御正体山方面で、我々は反対側に進む。少し登ると鉄塔の下に出て、眺めが良くなる。富士山がはっきりと見え、その頭には少し雪をかぶっている。つい先週は全く雪がなかったので、やがて消える雪かもしれない。
尾根を登り切ると東海自然歩道に合流する。かつて縦走したことがある道だ。かなり薄汚れた東海自然歩道案内図が立っている。今回は菰釣山方面へ少し歩いて、テーブルのあるところから南の尾根を下る。ここからは一般ルートではないが、踏み跡はあり道はできているのでそこを歩く。はじめはブナの木も混じる雑木林だが、次第に背丈ほどあるクマザサ覆われ、そこをかき分けるようにして進む。
笹藪を抜けると再び鉄塔の下に出る。この辺りはススキが茂っていて秋の雰囲気である。西丸のピーク(1227m)を越えて下りになるとブナの茂る明るい森になる。道なりにぐんぐん下り、途中道を間違え尾根の脇に下ってしまうが、すぐに復帰し、沖ビリ沢に向かって下っていく。最後の方は植林で、急な傾斜地を進む。 沖ビリ沢の河原に降りたところで、休憩&沢靴への履き替え。その間に6人ほどのパーティーが同じ尾根を降りてきた。誰も来そうにない場所だが案外入ってきている。すでに二人組が沢を先行しているのも分かっている。
最初の滝は4mのナメ滝。右手からは中ビリ沢が合流している。四つんばいで滝を登った。今回の沖ビリ沢は難しいところはないとのことで、ザイルは持ってきていない。ハーネスもザックの中に入れたままだ。 沖ビリ沢は川床がほとんど岩なので、沢がとても綺麗である。ナメが多く歩きやすい場面が多い。
8mナメ滝は、滝壺が深いが右側の縁沿いに行くと浅いところもある。滝の流れのすぐ右を登る。巻き道は右側にトラロープがあるようだ。 三段30mのナメ滝は沖ビリ沢で一番大きな滝だろうか。右手にトラロープが設置されているが、それを使うまでもなく、滝を直登することができる。落ちても滝壺があるから安心(?)だ。 倒木の多い場所を通過すると二俣に分かれた滝に出る。進行方向は左手で、二段20mのナメ滝である。ここも左手に巻き道があるようだが滝をそのまま登ることができる。 徐々に水流が少なくなり、谷が狭くなり、傾斜がきつくなってくる。稜線から落ちてきたのだろうか、釘の打ち込まれた大木の上を歩いて越える。最後は草付きを這いつくばって上がり、稜線に出る。
東海自然歩道の稜線に出ると、眺めの良いところまで歩いて休憩することになった。近くのピークは石保土山で下山とは反対側になる。15分ほど歩いて標高1297.3mの石保土山に到着。山頂はあまり眺めは良くなかったが、テーブルがあり、三角点がある。休憩中、この山頂を通り過ぎたのは一人だけだった。東海自然歩道の中でもこの辺りを縦走するのは日帰りでは難しく、山中の宿泊を伴うはずだ。自分も11年前に西丹沢から平野まで縦走したときは菰釣避難小屋に泊まっている。 山頂で小一時間休憩して山伏峠方面へ下山した。稜線は雑木林の中であまり眺めは良くないが、右手に日本二百名山の御正体山の姿が見え隠れしていた。
《下山後の温泉へ》 山伏峠から相模湖方面への帰り道には二つの温泉がある。道志の湯といやしの湯である。今回は近い方の道志の湯に入ることにした。道志の湯は横浜市民か横浜に通勤通学していれば割引を受けることができる。この制度は以前からあったようだが、今回初めて知るところとなった。券売機で入場券を買わずにカウンターで免許証を提示すると、200円割引になる。かなりお得であるが、ここの難点は脱衣所に鍵付きのロッカーが無いことで、貴重品ロッカーで100円が必要なことである(お金は戻らない)。 ともあれ、温泉で汗を流して、大広間の食堂で道志の湯定食を食べた。以前も同じものを食べたのでもう飽きた。最近は温泉だけでなく、そこで何が食べられるかも大事になってきた。
Camera:SONY DSC-WX1
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