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丹沢山−神奈川県の山 丹沢山−神奈川県の山 ブナの聖地堂平を越えて... ブナの聖地堂平を越えて... 【堂平のブナ】
コース(タイム)横浜(6:30)=橋本=塩水橋(8:23)−堂平−(11:58)丹沢山(13:00)−天王寺尾根−(15:22)塩水橋=橋本=(21:40)横浜
3月最初の山行で丹沢山へ行くことになった。丹沢山は丹沢山塊のほぼ中央にあり、日帰りで行くのはかなりの健脚が必要と思っていたが、宮ヶ瀬の方から登る簡単なコースがあることが最近になって気づいた。今回そのコースを歩く機会があり、三人で歩いた。 【塩水林道入口ゲート】 駐車スペースから歩き始めて、すぐに車止めのゲートがある。掲示板では7月1日から8月31日まで一般車両通行禁止とあるが、3月のこの時期でもゲートは閉まっている。この先も立派な舗装道路はしばらく続く。 《丹沢山へ》 駐車スペースから車道を歩き始め、すぐに右に回り込んだ道に入る。ゲートがあり車は入れないが、舗装道路は続いている。道には塩水林道と名前が付いている。道なりに歩き、右手の瀬戸橋を渡る。林道歩きはしばらく続く。 ガードレールがとぎれたところのポールにマジックでワサビ沢出合と書かれ矢印が指してある。その矢印の方へ進み、初めて山の中に入る。雑木林の中の坂を登っていくと再び車道に出る。小さな小屋があり、トイレかと思ったら国土交通省の雨量局だった。 道は車道から分かれ、再び山の中へ。まわりは杉植林で、花がむずむずする。植林帯を抜けると、ブナの木が目立ってくる。森林管理専用路なるものがブナ林の中を通っているが、登山者などは立ち入り禁止と書かれた看板が立ってる。その道はどう見てもハイキングコースである。 【堂平のブナ林】 自然林は気持ちが良い。ブナだけではなくナツツバキも見られた。 堂平一帯は衰退したブナ林を再生するべくブナ帯森林再生実証事業地として人工的な植栽が行われている。また、様々な観測が行われているようだ。シカ避けの植生保護策が張り巡らされたり、落ち葉を集めるため?のネットが設置されたり、発芽した?植物にマーキングしたりと地道な研究が行われているようだ。 堂平でブナ林を満喫し、丹沢三峰の稜線に出る。少し歩くと丹沢山まで1.2kmの指導標がある。足もとにはうっすらと雪があるが、丹沢山の頂上が近くにつれて雪は深くなる。ふと、右手の遠方に真っ白な山なみが見えてきた。あの山は何だと話題になったが、八ヶ岳の赤岳のようだった。雪を踏みしめながら稜線を登っていくと、広い丹沢山の頂上に到着する。すでに5〜6人の登山者が休憩していた。 丹沢山頂ではひとつのテーブルを占拠し、しばらく休憩することになる。それぞれが準備した昼食は、まか不思議3人とも"おでん"であった。
山頂で小一時間休憩すると、すでに周りには誰もいなくなっていた。下山路は来た道を少し戻り、東方の天王寺尾根へ下ることになる。下りはじめはしばらく木道が続く。あまり人も歩きそうもないコースだが、立派な木道が整備されている。 【丹沢山東尾根の木道】 東尾根の下りには木道が敷かれている。あまり人が歩きそうにないコースだが、しっかりと整備されている。周りはブナで覆われている。 ブナ林を抜けると、ヤセ尾根になり鎖場もある。下るに連れて雪が少なくなる。途中、塩水橋まで60分の指導標を通過する。ほとんど人と会うこともなく、下りが続く。天王寺峠で尾根と分かれて南の斜面を下る。指導標は宮ヶ瀬を指している。 【ヤセ尾根を下る】 眺めの良いヤセ尾根を下る。左の方には先日下った白馬尾根や丹沢三峰が見えた。 【シカ柵越えて植林帯へ】 シカ避けの柵の向こうには杉の植林帯が待ちかまえている。この日はあまり花粉は飛んでいなかったようだが、ピーク時に植林帯を歩くとくしゃみが止まらなくなる。 林道の手前は砂防ダムの工事中で、目の前に林道があるのに、工事現場を迂回するため急な斜面を上り、続いて急な坂をロープを伝いながら下って、ようやく林道に出ることができた。右手には本谷川に架かる吊り橋が見える。地図で確認すると札掛方面に向かう山越えの登山ルートのようだ。今回はこの橋とは反対方向の左手に進んだ。 林道を20分ほど歩いて駐車スペースに戻った。周りの車はほとんど減っていない。やはり登山者は少なかったようだ。この日は温泉無しで、橋本駅経由でまっすぐ帰宅した。 トラッキングデータ Camera:Canon IXY 910is
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