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烏帽子岳-日本三百名山 烏帽子岳-日本三百名山 高層湿原は百花繚乱 高層湿原は百花繚乱 【ニッコウキスゲと烏帽子岳のピーク】
コース(タイム)滝ノ上温泉(6:18)-(7:47)白沼-(10:30)烏帽子岳-(11:56)千沼ヶ原-(15:21)県道-(15:50)滝ノ上温泉
《山概略》
《烏帽子岳へ》 滝ノ上温泉の広い駐車場が登山口となる。キャンプ場からは徒歩1分ほどのところだ。休憩舎は新しく、トイレもきれいだ。烏帽子岳のコース案内図もこの休憩舎の前にある。登山口は道を挟んで反対側で、そこにも分かりやすいルート案内図がある。 登山口に入るとすぐに広葉樹の樹林帯で、足下には花が咲いている。送電線をくぐり、白沼まで.7kmの指導標がある。ひと登りすると正面に緑色の白沼が見えてくる。このあたりは県の天然記念物であるモリアオガエルの繁殖地で、案内板がある。
白沼を通り過ぎ、マムシ坂と呼ばれる斜面を登り振り返ると、眼下に森の中の白沼が見えてくる。道は木道に変わり、湿原には様々な花が咲いている。 樹林帯を抜け、草原の中の登山道を歩いて行くと、前方に雪渓が見えてくる。それほど高い山でもないのにこの時期まで雪渓が残っているのは意外だ。雪渓の周囲はニッコウキスゲの花畑ができ、一面黄色の花が咲き誇っている。
この日の天気は晴れだったが、烏帽子岳のあたりだけ雲がでているようで、あまり眺望は良くない。山頂が近づくと烏帽子のようなピークが見え隠れしている。烏帽子が近づくと、それほど大きなものでないことがわかる。岩の切れ落ちた部分はかなり深く下まで続いている。 岩場の烏帽子を登ると、烏帽子岳(1477.5m)の山頂である。すでに先客が一名いたが、秋田県側の乳頭温泉から登ってきたようだ。狭い山頂で休んでいる間にも、次々と登山者が登ってくるが、皆秋田県側からだった。家族連れや中高年の集団など様々だ。
山頂で記念撮影をし、下山する。下山ルートは来た道ではなく、千沼ヶ原方面を通る周回ルートだ。山頂直下に千沼ヶ原(1.5km)への分岐があり、右手に進む。濃いガスの中を進んでいくと丸い沼があり、その先に笊森山の分岐を左に進む。 笹藪の登山道はきれいに刈られていて歩きやすくなっている。道が木道に変わると周りはお花畑となる。千枚田のような小さな沼が多数現れ、まさに千沼ヶ原だ。自然にできたものとは思えない壮観な眺めだ。
千沼ヶ原の湿原はアオモリトドマツの森に囲まれていたため、発見されてから日が浅いそうだ。その原始性は八幡平地域の代表的な高層湿原だそうだ。秋田県側から乳頭山を登っても、この湿原を通ることはできないので、岩手県側から登る特権だといえる。 湿原には木道が敷かれているので、その道なりに進む。湿原の出口には指導標があり、平ヶ倉方面へ進む。
右側の斜面が切れ落ちたやせ尾根を進むと、右手に二つの山が見えてくる。スキー場のある高倉山と小高倉山のようだ。道は平ヶ倉山を右に巻くように続き、眼下には平ヶ倉沼が見えてくる。 ブナの森の中に入り、小さな沢を徒渉する。ところどころでブナの巨木が倒れているが、どれも根が浅く自分の重さで倒れたようだ。このあたりには岩盤があり根が下の方まで伸びないのだろう。 森の中に突然、電柱とフェンスが現れ、地熱熱水造成施設まで降りてきたことがわかる。程なく施設の舗装道に出る。舗装道を下って、県道に出たところが千沼ヶ原登山口である。滝ノ上温泉の登山口までは車道を2kmほど歩くことになるが、行き止まりの道にもかかわらず、時々車が通過する。そして数分後には同じ車が戻ってくる。当てもなく無駄に車を走らせる者のなんと多いことか。
照明のないトンネルをくぐると滝ノ上温泉郷で、右手の葛根田川に大きな鳥越ノ滝が見える。その先に、キャンプ場の管理棟でもある滝観荘があり、続いて今朝登り始めた駐車場となる。 滝ノ上温泉郷と言っても、温泉施設は2カ所しかない。滝観荘と滝峡荘である。前者は近代的な温泉で、後者は昔ながらの温泉である。後者の温泉にはいることになった。料金は400円で滝観荘と同じである。源泉掛け流しの温泉であるが、60℃程の源泉なのでめちゃくちゃ熱い。水を足してようやく入れるようになった。 この日は滝ノ上キャンプ場に泊まり、翌日は西和賀町へ移動し、さらに翌日 照明のないトンネルをくぐると滝ノ上温泉郷で、右手の葛根田川に大きな鳥越ノ滝が見える。その先に、キャンプ場の管理棟でもある滝観荘があり、続いて今朝登り始めた駐車場となる。 滝ノ上温泉郷と言っても、温泉施設は2カ所しかない。滝観荘と滝峡荘である。前者は近代的な温泉で、後者は昔ながらの温泉である。後者の温泉に入ることになった。料金は400円で滝観荘と同じである。源泉掛け流しの温泉であるが、60℃程の源泉なのでめちゃくちゃ熱い。水を足してようやく入れるようになった。 その日は滝ノ上キャンプ場に泊まり、翌日西和賀町へ移動。さらに翌日に和賀岳を登ることになる。
Camera:CANON PowerShot S100
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