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森吉山−日本二百名山 森吉山−日本二百名山 森の中の森、気持ちの良い木道 森の中の森、気持ちの良い木道 【眺めの良い山頂】
コース(タイム)ヒバクラ岳登山口(5:47)−(7:35)ヒバクラ分岐−(8:46)森吉山(9:27)−(11:09)水場−(11:57)ヒバクラ岳登山口=(13:16)杣温泉
《山概略》
《森吉山へ》 登山道は原生林を切り開いた道のようで、うっそうとした中を歩いて行く。朝露で足もとの葉が濡れているので、あっという間にパンツがびしょ濡れになる。登山靴も中まで水がしみ込み、ぐちょぐちょだ。スパッツを着けなかったことが悔やまれるが、着けても時間の問題で、いずれは濡れたのかもしれない。葉が濡れていたのは朝露のせいだろうが、道もぬかるんでいて、ときどき水たまりもある。これは昨日の夕立のせいだろう。昨日は近くの沢を歩いていたが、短時間だがかなり降っていた。 深い森の中をひたすら歩く。2.3km歩いたところで道標があり、ヒバクラ岳頂上まで1.4kmとある。その先に「水場(湧水)1分」の標識がある。水場は帰りに寄ることにして、そこは通過する。 整備された階段状の登りが続き、そこを登り切ると視界が開く。そこはお花畑で、木道がずっと先まで続いている。お花畑と言っても時期は過ぎていて、それほど花は咲いていない。池溏も点在している。
ヒバクラ岳分岐に到着する。左に行くと小池ヶ原(1.8km)、右が山人平を経て森吉山頂上(3.4km)となっている。ヒバクラ岳頂上に行く道はないようだ。ここから緩やかな下り坂になる。 木道が終わり、山道になるとようやく正面に森吉山の山頂が見えてくる。これまでは外輪山のヒバクラ岳に遮られて見えなかったのだ。森吉山は目の前にそびえると言うより、高原の向こうにちょっとした丘があるといった感じだ。 再び木道の道になり、登っていくと山人平だろうか湿原のような広がりがあり、多くの花が咲いている。蝶や蜂も飛び回り、蜜を吸うのに余念がない。我々も写真を撮るためにしばし立ち止まり、なかなか前に進まない。
山頂に向かって最後の登りとなる。まわりの見通しも良くなるが、山頂付近には雲がかかってきた。最後は松が生い茂る中を抜けると、誰もいない森吉山の山頂に到着する。 森吉山山頂(1454.2m)は岩場の山頂で360度の展望が楽しめる。雲が多く遠くの山は見えないが、西の方には高原にたたずむ避難小屋や森吉神社の小屋が見えている。地面に置かれている方位盤によると、東北の日本百名山はだいたい見えるようで、100km離れた鳥海山も眺望できることになっている。
山頂では40分ほど過ごし、来た道を下山する。ヒバクラ岳分岐では木道の上で休憩した。寝ころんで気持ちが良い。大山さんが木道の近くの地面にモウセンゴケが生えているのを発見した。食虫植物を見かけるのは珍しい。よく見るとあちこちにモウセンゴケは生えていた。 水場の分岐まで下り、水場に立ち寄った。まさに沢の源頭部の部分で、地面から水がわき出し、それが沢となり流れている場所だった。ペットボトルにその水を汲んで飲むと、冷たくて美味しかった。 この日は誰とも会わず、東北の山の静かさを実感できたが、最後にひと組の男女とすれ違った。駐車場に駐まっている車のナンバーは横浜だった。先日の白神岳もそうだが、東北の山登りは関東などの都会組が多いようだ。
ふれあいキャンプ場に戻り、テントを撤収。明日の秋田駒ヶ岳登山に向けて田沢湖キャンプ場へ向かった。途中、杣(そま)温泉に立ち寄る。源泉かけ流しの温泉で、源泉の温度54度がそのまま湯船の温度だった。熱くてとても長湯はできない。露天風呂なら多少はぬるかろうと、露天風呂に移動した。すると、こちらではブヨが待ちかまえていていきなり襲ってきた。ここも早々に退散。結局風呂には30分も入らずに外へ出た。杣温泉の湯は近くの国民宿舎森吉山荘に引かれているようで、情緒はないが、近代的な風呂を楽しむためには、森吉山荘に入った方が良いかもしれない。 国道105号の道の駅あにのレストランでさくら丼定食を食べる。
Camera:SONY DSC-WX1
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