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八丈富士-東京都の山 八丈富士-東京都の山 雨降る前にお鉢を一周 雨降る前にお鉢を一周 【大賀郷園地からの八丈富士】
コース(タイム)登山口(9:16)-(9:50)お鉢-左回り-(10:26)山頂-(11:04)浅間神社-お鉢-(11:30)登山口
《山概略》
《八丈富士へ》 登山口は標高540mで、入口には簡単な八丈富士の説明がある。それを一読して歩き始める。最初は舗装道路だが、すぐにゲートがあり、そこから先は石段の登りとなる。石段の横にはスロープがあるので、そちらの方が歩きやすい。 八丈島は南の島と言っても、植生は本土とそれ程変わらない。登山道は中低木の樹林を切り開いて作っていて眺望はなく、シダのような葉が多く見られる。足下では早くもスミレが咲いている。タチスボスミレのようだが、伊豆七島に生えるというシチトウスミレかもしれない。 道はつづらになっていて、何度か折り返し登っていくと山の周囲が見えてくる。しかし全体的に曇っていて霞んでいる。予報では午後から雨なのでこれから条件は悪くなる。
中間地点と書かれた道標の前を通過し、いつまでも続く階段を上っていくと、再びゲートがある。ゲートをくぐると鳥居があるが、何が祭られているのか分からない。階段はお直前まで続いた。 お鉢の上に立ち、お鉢の中を覗いて意外だったのは、中が緑の森に覆われていたということだ。さすがに有史以来噴火の無い火口は森になってしまうのだろう。火口壁を右手に進み、反時計回りにお鉢巡りをすることにした。八丈富士の山頂は左手にあるピークなので、山頂到着はお鉢巡りの最後となる。
火口壁は風が強いが寒くはない。さすがに南国だが、緯度は足摺岬より北にある。お鉢を少し進んで北側の登りは、八丈島のパンフレットによく見られる場所だ。お鉢はすぐ左が絶壁で、右側が斜面になっている。 お鉢は緩やかにアップダウンし、南下していくと隣の小島が見えてくる。島と言うより海から突き出た山で、八丈小島だ。以前は人も住んでいたようだが、現在は無人島だ。あとで聞いた話では、漁船が釣り人をこの島に連れてくることもあるようだが、アホウドリの生息が確認されということで、山を登ることはできないらしい。
お鉢をほぼ回ったところで、八丈富士山頂に到着。標高は854mで、360度の大展望と言いたいところだが、天気が悪いため島の街並みもうっすらとしか見えない。しばらく山頂で写真を撮っていると、カラスが近くにやってきて物欲しそうにしている。観光客に餌付けでもされているのだろうか。
山頂から少し下ると来た道に合流する。そこからお鉢の中に下りる道があり、少し下ってみることにした。下り道はそれ程深くはなく、数分で平らな場所に出る。火口丘と呼ばれる場所で、奥の方へ行くと浅間神社がある。神社といっても小さな祠がいくつかあり、鳥居が立っている。そして丸い石がいくつもあり、絵馬のように願い事が書かれているようだ。 浅間神社のすぐ後ろは、絶壁になっていて、深い火口がまだ下に続いていた。ここに来て雨がぱらぱらと降ってきたので早々に撤退することにし、来た道を戻った。
駐車スペースに戻るまではぱらぱら雨で、何とか持ちこたえてくれた。車で鉢巻き道路を一周し、下界に下りて温泉へ向かった。当初はふれあいの湯へ入る予定だったが、休業(2/20~3/10)していたため、島の南端にあるみはらしの湯まで移動した。 みはらしの湯の露天風呂からは見渡す限りの大海原と、島の岬が見える。天気が良ければ南の青ヶ島が見えるはずだが、この日は見ることができなかった。
Camera:CANON PowerShot S100
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