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日ノ出山−東京都の山 日ノ出山−東京都の山 花粉が飛ぶ前に奥多摩縦走 花粉が飛ぶ前に奥多摩縦走 【日ノ出山頂からの眺望】
コース(タイム)自宅(5:30)=古里駅(8:41)−大塚山−御岳山−日ノ出山−金比羅山−(13:48)五日市駅=自宅
《山概略》
《日ノ出山へ》 古里駅のトイレで用を足し、さっそく出発。駅前の道を真っ直ぐ行くとすぐに交差点があり、正面に吉野街道がまっすぐ伸びている。交差点を渡り、万世橋を渡る。この道は歩道の幅が狭いので、正面から人が来てすれ違うとき、どちらかが車道に降りなければならない。何人かとすれ違ったがなぜか先方が先に降りてしまう。 道路脇には大塚山への指導標があるので、それに従って進むことになる。しばらく歩いて右の道に入る。まっすぐな道が杉山に向かっているので道なりに歩いて行く。そろそろ花粉も飛び始めたというニュースも聞いている。今年のシーズンは杉山に入り込む無謀は避けなければならないので、今回がシーズン前の最後の山行になるかもしれない。 御岳山登山口と書かれた柱があり、ログハウス風トイレもある。良く整備された登山口だ。ここまで多少の登りだったので、振り返ると古里駅の裏山であるズマド山が見える。空が青く、今日は快適な登山日和になりそうだ。 登山口には鉄柵があり、それを開いて通過する。柵の上部には電流が流れているので触らないで、と注意書きがある。獣避けにしてはずいぶん周到な装置だ。杉山の中に入るとつづら状の尾根の急坂が続く。数人の登山者を追い抜き、いつの間にか足もとが白くなる。うっすらと雪が積もっているのである。 杉植林から出ると明るい雑木林の尾根になる。登るほど雪は深くなるが、ハイキングシューズで問題はない。やがて左手に大きなあずま屋が見えてくる。近づくと、大塚山園地休憩所と書かれている。そのあずま屋に入って休憩した。
あずま屋から大塚山の山頂(920.6m)はすぐだった。鉄板に大きくゴシック体で大塚山と書かれている。周りは木々で覆われているが、西側の山並みは見渡すことができる。山頂にはテーブルがあるが雪で覆われていた。先のあずま屋で休憩したのは正解だった。 【大塚山頂からの眺め】 大塚山の山頂から左の方へ下っていく。このあたりの雪景色は綺麗で、御岳山の山肌がキラキラ輝いている。ふと左の斜面を見上げると、墓石が並んでいるのが見える。こんな山の上に墓地でもあるのかと思い、斜面を登って寄り道すると、奥の方には墓地が広がっていた。このあたりはすでに御岳山ケーブルカー駅に近いことが後からわかった。 大塚山と御岳山の鞍部のようなところは樹氷が綺麗である。目の前の御岳山には多くの御坊があるのがわかる。見ていて飽きない光景である。道なりに歩いて行くと、御岳山の集落に入る。道路は除雪してあるが、それがかえって路面凍結となり、滑りやすい道になっている。坂の多いこの集落を慎重に歩き進む。
御岳山の頂上である御岳神社はパスして、日ノ出山方面へ向かった。集落から離れて鳥居をくぐると道は関東ふれあいの道の一部となる。尾根道を歩き、登り返すと左手に東雲山荘の建物が見える。そして石段の上り坂を登ると、日ノ出山山頂(902.3m)となる。 山頂にはすでに多くの人が登頂を果たして休憩していた。あずま屋が建ち、休憩用のベンチも多い。東の眺望が開け、青梅の町並みだろうか、が見える。遠くは青白く霞んでいるが、まずまずの好展望である。 ベンチに腰掛け昼食のおにぎり2個を食べた。このあとはどこへ下るのかまだ考えてなかった。漠然と考えていたのは五日市まで下ることだが距離があった。しかしまだ時間もあり、たまには長距離を歩くのも悪くはないので、五日市までの縦走を挑戦することにした。 日ノ出山山頂からの下り道はいくつもあるので、無意識に降りるととんでもないことになる。しっかりと指導標を確認して下らなければならない。五日市方面は南側の下山道になる。階段状の急な坂を下っていくと、つるつる温泉の看板に突き当たる。つるつる温泉からは駅までのバスが運行(有料)されているようなので、日ノ出山からの下山で一番早いのはこの温泉に下る道になるのかもしれない。ネットで調べると、入浴料は800円で都心に近いため利用客が多いということだった。
つるつる温泉の看板のところは四辻になっていて五日市方面は直進である。あとは道なりに尾根を歩いて行けばいい。道は緩やかなので軽快に歩くことができる。途中、麻生山(794m)のピークがあるが、巻き道があるので、楽な道を進む。続いて幸辛方面と金毘羅方面の分岐があるので、右手の金毘羅方面へ進む。緩やかに下る金比羅尾根には、いくつかの小ピークがある。それらを巻きながら進んでいくと小さな陸橋があり、それを渡る。 金比羅山のあたりは岩場になっていて、大きな岩の前には祠がある。ピークに向かっていくと琴平神社がある。ちょうど一人の男性がお参りに来ていた。ここまで来るともう町は近いが、高台から見渡す町並みはまだ遠くに見える。 琴平神社からの下りは急な部分もあったが、30分ほどで住宅地に降り立つ。街中を歩いて五日市駅に向かうのだが、もはや指導標はなく、勘を頼りに見当を付けて進むことになる。何度も辻を曲がりながら大通りに出ると、駅に行くバスが通り過ぎていったので、道を間違っていないことがわかる。大通り沿いの歩道を下った先の左手に武蔵五日市駅の建物が見えてくる。 Camera:CASIO W61CA(携帯)
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