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雲取山-日本百名山 雲取山-日本百名山 年の瀬に標高2017mへ 年の瀬に標高2017mへ 【標高2017m】
コース(タイム)丹波山村村営駐車場(07:20)-(09:09)七ツ石小屋(09:17)-(10:36)小雲取山-(11:05)雲取山(11:35)-(12:56)七ッ石小屋下分岐-(14:12)村営駐車場
《山概略》
《雲取山へ》 駐車場のトイレはすでに冬期閉鎖となっていて使用できない。これだけ大勢の登山者が押し寄せているのにトイレが使えないというのは問題があると思うのだが、例年のこの時期は登山者が少ないのかもしれない。駐車場を出発し、車道を上っていく。周りでもぞろぞろと登っていく人たちがいる。小さい子連れで来ている家族もいるが、雲取山は楽な山ではない。山頂まで行くのだろうか。 車道を上っていくと左手に雲取山YEARの看板がある。2017年を記念して作られた物だろう。同様の記念碑が山頂にもあったらしいが、12月に入って撤去されたと、先週登った知人から聞いている。その看板があるところから山道が始まる。
細い山道は林道に沿って続くが、林道よりも高い方へと登っていく。廃屋の横を通過し、祠の前を通る。平将門迷走ルートという説明板が全十回あり、ときどきそれが出現する。丹波山村に伝わる伝説のようだ。将門がこのルートを敗走する中で起きる出来事が記載されている。 尾根の右側のトラバース道は1時間ほど続くが、尾根の左に移ってもそれが更に続く。尾根の左になると富士山が見えてくる。天気は良いのだが、靄と雲で富士山ははっきりとは見えない。やがて分岐が現れ、右手の七ツ石山方面へ進む。左の方が雲取山頂に近いのだが、せっかく来たので七ツ石山も踏んでおきたかった。 急坂を登ると七ツ石山小屋があり、小屋の裏手に行くと展望広場の休憩所がある。多くの人がここで休んでいる。富士山を見ながらひと休みした。
七ツ石山小屋を出発し、道なりに進んでいくが、いつの間にか七ツ石山を巻いて通り越していた。どこに分岐がったのだろうか、不覚であった。引き返して登る労力は使いたくなかったので、そのまま進んだ。 気温は低かったが、雪や地面の凍結はほとんど無かった。日の当たらない場所にうっすらと雪の痕跡がある程度だ。石尾根縦走路の道と合流する四辻の広場に到着し、ブナ坂の縦走路が始まる。平将門迷走ルートはここがエピローグだ。
ブナ坂は一直線の登りで左側の眺望が開けている。富士や山梨県の山並みを見ながら歩くことができる。しばらく登ると、雲取山の山頂方面や、その稜線にある飛竜山も見えてくる。ヘリポートを通過し、奥多摩小屋に到着する。有人小屋で電気もあるようだ。ラジオの音が聞こえてくる。このあたりは幕営地ともなっていて、午後になるとテントも増えるのだろうが、この時間ではまだひと張りもない。小屋の中の様子を少し伺ってから歩行を再開した。
緩やかな尾根に二回ほど急坂があり、巻道も使いながら登っていく。途中、小雲取山のピーク(1,937m)に立ち寄るが、足下は笹に覆われ周りは樹林帯で眺望もなかった。雲取山までは標高差で100m弱となり、もうひと登りである。 富士には綺麗な笠雲がかかっているが、写真で撮るには曇っているのが残念だ。目の前の雲取山の山頂にある赤い屋根の避難小屋は青空の下くっきり見えている。最後の急坂を登って雲取山の山頂に到着する。
初めは小屋や山梨百名山の標柱があるところが山頂と思ったが、もう少し奥の方へ行くと、そこが山頂だった。立派な山頂の碑や方位盤がある。山頂の三角点は一等三角点で普通の三角点標柱があるが、その隣にもう一つ三角点がある。明治15年12月に内務省地理局が建てた三角点で、その名も原三角測点だ。現在の三角点を設置する前の測量標識ということらしい(説明書きがある)。
山頂付近はやや風があったので、少し下ったところで休憩した。避難小屋の温度計は3度を示していたが、それほど寒いという感じではなかった。昼食は湯を沸かして入れるカップスープである。休んでいる間にも続々と人がやってきて、腹を満たすと早々に下山した。 下山は来た道を戻るのだが、登山口近くになっても登ってくる人は絶えない。これから登ってくる人たちは泊まりだろう。山小屋やテント場は混むことだろう。村営駐車場もまだ満車に近かった。 Camera:CANON EOS 6D MkⅡ
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