TOP > 22年GWの山旅 > 倉橋火山
倉橋火山-広島県の山
倉橋火山-広島県の山
山頂の岩から瀬戸のパノラマ
山頂の岩から瀬戸のパノラマ
【山頂岩より安芸灘を望む】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年5月7日(土) | |||
山名(山域) | 火山(西日本) | |||
入/下山地 | 桂浜温泉駐車場 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 1時間51分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
4.2km | 481m | 481m | ---歩 |
○コース(タイム)
桂浜温泉(06:32)-(07:33)火山(07:47)-(08:23)桂浜温泉
《山概略》
倉橋火山は広島県の南部にある倉橋島の中央にある山である。瀬戸内海を見渡す位置に有り、山頂で火を焚いて灯台の役目を果たしたことから、火山と呼ばれることになった。倉橋島と本土とは音戸大橋で結ばれ、車での往来が可能となっている。倉橋火山はしま山百選に選定されている。
《アプローチ編》
前夜は下松SAで車中泊した。呉あたりでホテルに泊まってもよかったのだが、この連休は高速道路のETC休日割引が適用されないため、深夜割引を適用するためにやむなく車中泊をすることになった。朝、廿日市ICを降りてカーナビの指示に従い倉橋島に向かう。途中呉港を通過するところで、海上自衛隊の多くの艦艇を見ることができた。
倉橋島に入ると島南部の桂浜温泉を目指し、6時過ぎにその駐車場に入る。駐車場はがら空きで自分の車だけだった。早速登山準備をして出発。
《火山へ》
桂浜温泉の駐車場から登山口への道は分かりにくい。温泉の建物を正面に左の方へ少し進むと、火山登山口入口と書かれた指導標が有り、矢印が右上の方を指している。右手に登りの車道が有り、その方へ進む。右手に浄化センターが有り、その奥が山になっている。しかしながら、山へ入るも道らしきものがない。しばらくうろうろしたが、どうも道が違うと判断し、先ほどの指導標へ戻る。
どうやら登り坂の道ではなく、その道をまたいで奥の方へ行けばよかったようで、農産物加工センターの壁に次の指導標を見つける。砂地の道を進むと左手に舗装された登山道がある。ここが登山口のようで、杖が何本も入った網かごがある。
細い舗装道はすぐに終わり、無舗装の山道となる。地蔵と七十五番と書かれた木柱がある。緑に覆われた乾いた道を進み、浸食されたくびれた岩が現れる。足安めの穴と書かれているが、岩の下の方に足を差し込めるような穴がある。
七十一番の地蔵のところにも大岩がある。どうやら番号と地蔵はセットになっているようだ。番号は減っていくが、山頂が一番というわけではなく、いつの間にか見られなくなる。
分岐が有り、左は白華寺方面で、山頂までの巻き道でもある。右手の直登コースを進んだ。道脇には休憩ベンチが多く、汗を拭くため小休止する。
六十八番の大岩には文字が彫られている。「文政七申?ノ下才ノ木山」と書かれている。才ノ木山は昔の火山の事らしい。
ところどころで眺めの良い場所があり、瀬戸内海に浮かぶ島々を見ることができる。展望駐車場との分岐を左に入り、ロープやハシゴのある急坂を登ると、岩の展望台に出る。岩の上からの眺めは抜群である。雲が多く、遠くはかすんでいるのが残念だ。眼下には倉橋の街並みが所狭しと密集しているのが見える。
ロープのある岩肌を登ると火山の山頂(408m)に到着する。山頂の上には三段に重なった展望岩があり、二人の先客がその上にいた。山頂で写真を撮っていると、二人が降りてきたので、入れ替わりにその岩の上に登った。
展望岩からは360度の大展望である。隣の山肌にはあずま屋が見えるが、そこまで山道が通じているのだろうか。情報が少ないので、この山の登山ルートはよく分かってない。南の方へ目を転じると、瀬戸内海が広がり、北の方には倉橋島と江田島を結ぶ早瀬大橋が見える。江田島を倉橋島経由で本土続きにした橋である。
山頂からの眺めを堪能してから下山する。途中、登るときは寄らなかった千畳敷に立ち寄ることにした。細い脇道を進み、本当に千畳もの広場があるのか怪しんだが、目の前に斜めになった大きな一枚岩が見えてくる。千畳どころか百畳もないだろうが、大きな岩だ。
来た道を下り、桂浜温泉の近くに戻ると山頂の二人がすでに降りていた。話す言葉は韓国語だった。軽く会釈して車のところへ戻った。下山後は当然桂浜温泉に入るところだが、時間はまだ8時を過ぎたところだ。10時の開館まで待てないので、横浜への帰路についた。
○立ち寄り湯情報 | |
桂浜温泉館 | |
場所:広島県呉市倉橋町431(TEL:0823-53-2575) | |
泉質:ナトリウム-塩化物泉(ラドン含) | |
料金:700円・時間:10:00~20:00(当面) | |
休館:毎週月曜日(祝日の場合翌日) | |
食堂:有、露天:有 |
Camera:CANON EOS 6D Mark II