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弥山-広島県の山 弥山-広島県の山 世界遺産の島、奇岩と原生林 世界遺産の島、奇岩と原生林 【山頂より広島市街を望む】
コース(タイム)宮島桟橋(09:00)-紅葉谷コース登山口-(10:22)弥山(10:54)-(11:04)仁王門-厳島神社-(12:28)宮島桟橋
《山概略》
《弥山へ》 フェリーの上から見る弥山はピークがいくつもあり、どれが弥山の山頂か分からない。真ん中あたりの岩の山肌を見せているのが一番高そうなピークだ。宮島の桟橋では「みやじま自然散策マップ」を入手し、それを参照しながら山道を歩くことになる。まずは、ほとんどの乗客がそうであるように、右手の厳島神社方面へ進む。 ぞろぞろと人の流れとともに歩き、商店街のような所で左に入る。紅葉谷を歩くつもりだが、そのような道標を見つけることはできず、店の人に尋ねると、どこからでも行けますよ、との答えが返ってくる。しかたがないので、適当に歩いて行くと、三翁神社を過ぎたあたりでロープウエイ乗り場への道を見つける。紅葉谷の登山口はロープウエイ乗り場に近いので、その方へ進む。 人に無頓着な鹿の横を通り過ぎ、赤い欄干の紅葉谷橋を渡る。このあたりは紅葉谷公園で、原生林の中をハイキング道が整備されている。しばらく平地が続いたが、ついに階段状の登りが始まる。
宮島は花崗岩でできた島なので、その石を生かして登山道はほぼ階段でできている。原生林の中を歩いて行くと広場に出て、ロープウエイの山頂駅との道と合流する。ここから山頂までは0.7kmある。 山の稜線に出たようで、左手に瀬戸内海の眺望が開ける。大小様々な島々で四国も見えているのだろうか。コンクリートの道を上っていくと弥山本堂の前に出る。霊火堂では香が焚かれているのか、モクモクと煙が出ている。弥山本堂はお寺ではないのだろうか、小僧が歩いてきたので御朱印をもらおうとしたら、ここには置いてないとこことだった。お守りの売場もセルフサービスだった。
弥山本堂から更に登りは続く。石段を登り、ツガ林の中を通り抜け、眺望や奇岩怪石に関心しながら進むと、くぐり岩という岩のトンネルをくぐる。このトンネルは被さっている岩が地震のたびに低くなっているそうだ。
くぐり岩をくぐり、巨石の隙間を進む。巨石の上には元気な生徒が立って誇らしげにしている。子供は登攀禁止も何のそのだ。間もなく弥山の山頂(535m)に到着する。広い山頂には立派な展望台が設置され、その手前に二等三角点(御山)と山頂の標柱がある。
山頂からは岩に登らないと展望がないので、展望台に登ってみる。2階建ての屋上に上ると、360度の絶景が広がる。空気が澄んでいて条件も申し分ない。扇状地の広島市街が一望でき、原爆ドームも見えるはずだが確認できなかった。展望台をぐるりと一周し、写真を撮り終えてから2階に降り、座れる場所があるので休憩した。日が当たり、ぽかぽかと暖かい。
下山は大元コースを降りていく。降り始めるとすぐに干満岩がある。岩穴に水がたたえられ、潮の満ち引きに応じて水量が変わるという。このときはだいぶ水量は少なかったようだ。巨石群を見ながら下っていくと、ロープウエイ乗り場との分岐がある。ここは右手の仁王門の方へ進む。 整備された道を進むと仁王門があり、通り過ぎて振り返ると仁王様がいらっしゃる。中国の仏陀山からいただいた物だそうで、真新しい。仁王門からの下りは山道となる。分岐を大元コースに進んだ。
大元コースは巨石が多く圧倒される。戦国時代は築城のために持って行かれそうだが、そうはならなかったのだろうか、現在は天然記念物の弥山原始林として保護されている。 原始林を抜けると平地となり、大元園地になる。周辺には鹿が多い。そのまま道なりに進むと鳥居があり、目の前は海である。海岸沿いを右手に曲がり、観光客に交じって歩く。途中、宮島水族館や厳島神社があるが、それはスルー。ふと、島は穴子丼が名物であることを思い出し、急遽ネットで人気の店を調べて(ふじたや)そこへ向かうと、ちょうど昼時と言うこともあり、相当な待ち行列だった。穴子丼は諦め、フェリー乗り場へと急いだ。 この日は福山のルートインに宿泊。スーパー温泉が併設する珍しいホテルである。翌日は福山の山へ登る予定だったが、天候不良のため中止にし、そのまま横浜へ向かった。
Camera:CANON EOS 6D
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