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山口県の山寂地山 |
寂地林道終点(6:29)−(7:24)寂地山−(8:32)寂地林道終点 下りの中国自動車道のパーキングで、寂地山に一番近いのが筒賀PAである。そこで一夜を過ごした。登山口ではなく、PAで一泊するのはトイレがあるためだ。PAを出発し、吉和ICで降り、国道を走って寂地峡を目指した。途中、コンビニのたぐいは全くなかった。食料を前の日に調達していたのは正解であった。 寂地峡には駐車場があり、トイレもあった(夜間開いているかは不明)。ここで車中泊しても良かったと思いつつ、車は寂地林道を更に奥へと進む。道は徐々に悪くなり、道脇の木が車のボディーを擦っている。後から見ると傷だらけだった。林道では良くあることなので、最近はあまり気にしなくなった。 【寂地林道登山口】 寂地林道の終点に10台ほど停められるスペースがある。 林道終点は少し広くなっていて、10台ほど停めるスペースがある。すでに2台の先客が停まっていた。まだ出発しておらず、車内で食事をしているようだ。こちらが準備をしている間に、その二組は出発していった。 【沢】 登山口脇の沢。 登山口には沢があり、空のペットボトルに水を汲んで水筒代わりにした。登山道は案外広くて、良く整備されていた。1963年の山口国体で、この山の山頂で炬火が採火されたらしい。その際に整備されたのだろう。杉林の中を登っていくと、寂地山まで1.5kmの標識がある。先行している2組3人を追い抜く。いろいろな鳥のさえずりがうるさいくらいに聞こえる。 歩き始めて45分で寂地山の稜線鞍部に出る。このあたりはカタクリの大群落があった。今がまさに見ごろなのだろう。まだ朝なので花は下を向いている。休憩用のベンチがあり、ザックを置いて周りのカタクリの写真を撮った。カタクリの葉は毒蛇のような、まだら模様をしている。 ベンチから左に行くと右谷山、小五郎山で、右手が寂地山まで0.2kmとなっている。ブナ林の中を登っていくと、山頂になる。 【寂地山頂上】 山頂は山口、広島、島根3県の県境となっている。 寂地山山頂(1337m)には、炬火採火の地の石碑が立ち、そうさい神社の祠がある。ブナの木々に囲まれていて、展望はない。奥のベンチで少し休憩してから下山した。 下山中は、次々に人が登って来てすれ違う。そして来る人来る人皆一様に、花はどうでした?と聞いてくる。初めは何の花のことだろうと思った。良く咲いていたカタクリのことだろうか。カタクリと言わずに”花”というところが、この山がカタクリの名所だと言うことなのだろう。 駐車場に戻ると駐車スペースは満車だった。車に乗り、林道を下っているときも続々と車が登ってくる。駐車スペースはもうないのにどこに停めるのだろうか。暑くもなく、カタクリの咲くこの時期が寂地山の最適な時期で、訪れる人も多いのだろう。 【寂地峡五竜の滝】 全国名水百選の寂地川と日本の滝百選の寂地峡五竜の滝 寂地峡入口の駐車場に車を止め、寂地峡を散策した。日本の滝百選に選ばれている、寂地峡五竜の滝は、下から龍尾の滝、登龍の滝、白龍の滝、龍門の滝、龍頭の滝と続き、急坂を登りながらの見学となるため、再び汗をかく。 下関方面へ車を走らせ、途中の国道434号沿いのそうづ峡温泉(錦グリーンパレス)に立ち寄った。
Camera:SONY DSC-U30,CANON EOS 10D |
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