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日本二百名山雲仙岳 |
福岡(4:50)=池ノ原駐車場(7:36)−(7:57)仁田峠−(8:18)妙見岳−(8:40)国見別れ−(8:47)紅葉茶屋−(9:00)普賢岳−(9:33)紅葉茶屋−(9:46)仁田峠−池ノ原駐車場 雲仙岳は山の総称で、普賢岳(1359m)、国見岳(1347m)、妙見岳(1333m)、九千部岳(1062m)、野岳(1142m)などの標高1000m級の溶岩円頂丘によって形成される複製火山である。およそ50万年前から始まった雲仙岳の火山活動は、有史後も3回の噴火を記録している。1990年11月から始まった噴火は連日ニュースでも取り上げられ、記憶に新しい。その後1995年3月に噴火活動が停止し、1998年4月に入山禁止が解禁されている。 福岡の朝は雨であった。しかし天気図では、前線が去り移動性高気圧が張り出してきているので、日中にかけて良くなるはずだ。期待して車を走らせた。三ツ瀬トンネル(\250)を越えて、佐賀県に入ると雨が降った形跡はなく、道路は乾いていた。長崎自動車道に入り諫早ICまで休憩無しで飛ばす。諫早IC(\1,100)からは国道57号、251号と雲仙岳方面へ進む。 仁田峠有料道路の入口に到着(7:10)したものの、この時間ではまだ入口のゲートが閉まっていた。8時からオープンするようだ。ここで40分あまり待つより、有料道路を使わない池ノ原駐車場に車を止めて歩いた方が良さそうだ。池ノ原駐車場から仁田峠まで30分歩くことになるが、待っている間に登れそうだし、料金もかからないのでその方が良さそうだ。 【池ノ原駐車場】 コースタイムではここから仁田峠まで30分となっている。有料道路(770円)を使って仁田峠まで行くかの選択になるが、有料道路は朝8時開通なので、それより早く登る場合はこの駐車場に止めて仁田峠まで歩くことになる。 池ノ原駐車場は登山者用の駐車場と言ってよい。ここから行けるところは、仁田峠くらいしかないからだ。車を停めて、朝食弁当を食べている間、2組のハイカーが仁田峠目指して出発していった。食事を終え、コンタクトを付け、靴を履き替えて自分も出発する。 池ノ原駐車場からは仁田峠に向けて遊歩道を歩く。途中、鳥居の後ろで傘をさした地蔵がある。3合目の標識を過ぎ、満開のツツジの花を楽しむ。ポンプ室の横を通過し、しばらく登るとまた次のポンプ室がある。 仁田峠には8時前に到着。広い駐車場にはすでに何台か下からの車が到着していた。どうやら有料道路は早めにオープンしたようだ。まあ今となっては関係ないので、駐車場を通り抜けて、ロープウエイ乗り場の方へ向かう。ロープウエイは使うつもりはなかったが、普賢岳への登山口はその方にあるはずだった。ロープウエイ乗り場の手前に、国見岳方面を示す道標があり、登山道が延びていた。 国見岳方面への道を登っていくと、ロープウエイの山頂駅付近に着く。ここが妙見岳山頂で、標高1333mとなっている。あずまやの休憩所があり、壁に「雲仙のプロフィール」が書かれている。 妙見岳から展望台の方に行く。方位盤があり眺めがよいのだろうが、あいにくガスのため、ほとんど見えない。 妙見神社の鳥居をくぐり、普賢岳方面へ向かう。途中、登山者への注意事項の看板がある。このあたりは火山一帯のためいろいろと注意事項が書かれている。国見別れまで来ると、ようやく普賢岳方面を示す指導標がある。国見岳には寄らずに普賢岳方面へ向かった。 【普賢岳頂上】 1360m、天気が良ければ、背後に平成新山(1486m)が見られるのだが。 紅葉茶屋の標識があるところを通過する。10分ほどで石でできた賽銭箱の前に出る。説明がないので何の賽銭箱か不明。そこから岩場を少し登ると普賢岳山頂に到着する。 山頂はガスでおおわれ、眺望は全くなかった。晴れれば、日本で一番新しい山である平成新山の溶岩ドームが見えたはずだ。岩に腰掛け、持ってきた弁当を食べているうちにガスが晴れることを期待したが、そのような気配は全くないので、下山することにした。 【仁田峠ロープウエイ駅】 標高約1,100mの仁田峠駅から1,300mの妙見岳駅間を(標高差175m、距離500m)を約3分で結ぶ(往復:\1,220,運行:8:51〜17:43) 紅葉茶屋からは来た道とは別のコースで下山したところ、あっという間に仁田峠のロープウエイ乗り場まで降りてしまった。はじめはこの駅が妙見岳かと思ったほどである。登りはずいぶん回り道をしたようだった。 池ノ原駐車場まで戻ると、多くの人で賑わっていた。集団登山か何かのイベントだろうか。まだ10時を過ぎたばかりなので、一日はこれからだ。私ももうひと山登るべく、車に乗り、多良岳へ向かった。 Camera:CANON EOS 10D,SONY DSC-U30 |
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