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観音山-広島県の山 観音山-広島県の山 しまなみ海道を一望...できない しまなみ海道を一望...できない 【伊豆里峠からの眺望】
コース(タイム)伊豆里トンネル(7:37)-(8:27)観音山-(9:31)伊豆里トンネル
《山概略》
《観音山へ》 駐車場からトンネル方面に路側帯を歩くと、右手に林道の脇道が見える。道標の類はないが、そこが登山口なのだろう。舗装はされているが半分は落ち葉で埋まっている林道に進み、緩やかに登っていく。すぐに道はダートに変わり、振り向くと瀬戸内に浮かぶ島が見える。空は雲が多く、午後からの天気は下り坂の予報だ。 林道を上りきると伊豆里峠に到着する。尾根は中野ダムと観音山へ道が分かれる。右手の観音山までは1.8kmとなっている。峠にはベンチのある展望台があり、南東方面の島々を見渡すことができる。この峠にはなぜかキウイの皮が至る所に落ちている。展望の後ろはキウイ畑のようだ。林道はそのための道だったようだ。
尾根登りを再開する。林道は終わり、細い山道となる。道なりに進み、指導標や赤テープを確認しながら歩く。岩の上に立つ祠の前に出て、そこからは左後ろの方へ道が続く。道は整備された形跡があり、階段状のところもあるが、ときどき倒木が道をふさいでいるので迂回をしなければならない。 樹林に囲まれた中、緩やかなアップダウンを何度か繰り返し、ベンチのある場所に出たら、そこが観音山の山頂(472.3m)のようだ。板きれに観音山と手書きで書かれている。四方を展望に囲まれていることを期待したが、展望はほとんど無かった。
山頂には三角点が無く、GPSで確認すると右手に下ったところにあるようなので、そちらの尾根を進んでみた。三角点はすぐに見つかったが、そこも展望はなかった。三角点の先には立派な鐘があった。こんな山の上にどうやって持ち上げたのだろうか。鐘には昭和56年の文字がある。 鐘の奥には小屋があり、中へ入ると奥に扉があり、そこを開けるとまた小屋があった。そこも開けると暗い中に石像が祭られていた。どうやら観音堂らしい。ここが観音山であることを忘れていた。説明はなかったが、帰ってから調べると水神として信仰されている火滝観音堂であるらしい。観音堂は崖っぷちに建てられているが、島々を見渡すことができる場所にある。
観音堂を後にして、山頂を経て来た道を戻り下山した。駐車場まで戻るが、人と会うことはなかった。結局今回のコースで一番見晴らしが良かったのは伊豆里峠だったが、そこも満足できる展望ではなかった。しまなみ海道の山に来て島々の展望が見られないのは後顧の憂いである。引き続き、お隣の因島でも高いところに登ってみることにした。
因島で有名なのは水軍城である。水軍城ならさぞかし四方の展望が開けているであろうと思い車を走らせた。水軍城は駐車場からそれ程登ることはなく、すぐに山の上に立つことができた。しかしながらそこは山に囲まれ海すら見えない有様だった。 次に向かったのは同じ因島の白滝山である。ここも車で上の方まで行くことができる。駐車場から階段状の道を上っていくと山頂付近は岩が多く、こちらの方が水軍城らしい。しかしそこにあるのはお寺で、五百羅漢が勢揃いしている。羅漢の列の前を進むと展望台があり、その上に立つと期待していた見事な眺望を見ることができた。海に浮かぶ多くの島々はむしろ島の間に海があるようだ。しまなみ海道で一番景色が良いのはこの白滝山ではないだろうか。五百羅漢も見応えがある。 しまなみ海道の眺望を堪能し、九州に近づくべく広島へ向かうが、西瀬戸自動車道は事故で大渋滞していた。島を出るのは一本の橋しかないのでここは耐えるしかない。しかも雨が降り出し、予定していた尾道観光は取りやめた。今夜の宿である東広島までは国道を走った。 Camera:CANON EOS 6D
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