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大岳山-日本二百名山 大岳山-日本二百名山 マイナールートで忘年山行 マイナールートで忘年山行 【ロックガーデンの綾広の滝】
コース(タイム)養沢(8:43)-岩石園-(11:16)大岳山-(12:31)サルギ尾根展望台(14:38)-岩石園-(15:51)養沢
《山概略》
《大岳山へ》 林道の車止めを越えて、落ち葉で埋まった道を歩き始める。影の部分から陽の当たる場所に出ると暖かい。しばらく歩いて上着を脱いだ。林道終点に道標があり、道は二手に分かれる。右が御岳神社で左が岩石園となっている。我々は左に進んだ。 道は谷の下へ降りていくように続き、大きな岩の壁が見えてくる。右手に階段があるが、まっすぐ進むと岩に隠れていた滝が見えてくる。七代の滝で落差50mほどあるようだが見えているのは最下段の7mほどである。 先ほどの階段まで戻り、階段を上って滝の上部へ進んだ。滝の上部といっても上から滝が見えるわけではなく、沢に沿って道が続いている。
七代の滝からひと登りすると天狗岩がある。道は岩を巻いているが、岩は登れるらしく鎖がある。ザックを置いてこの岩を登ってみることにした。高さは10mほどで、鎖に沿って登っていくとすぐに岩の上に立つことができる。岩の上には祠と二体の天狗の像がある。 天狗岩を後にし、緩やかな道が続く。沢沿いの明るく気持ちの良い道をしばらく進むと、休憩所がありトイレもある。その先が岩石園(ロックガーデン)で、両側に切り立った岩がそびえる。さらに落差10mの綾広の滝がある。滝行でも使われる滝のようだ。
綾広の滝の先の登山道脇にはシモバシラができていた。霜柱は珍しくないが、シモバシラは特定の場所でないと見ることができない。高尾山が代表的な場所だが、この場所で見られたのは意外だった。良い形のシモバシラを見つけては写真に収めた。 うっすらと雪が残るトラバース道を歩き、サルギ尾根分岐の峠を大岳山方面へ向かった。その先で御岳山からの尾根と合流し、大岳山の主要ルートを歩いた。 大鳥居をくぐって石段を登ると大きな祠があり、その先が大岳山頂(1,266.5m)である。山頂には20人以上がきしめいていて、さらに後ろからは10人以上の子供達が登ってきていた。ここではあまり長居はできないと思いつつも、目の前の眺望を堪能する。正面にはいくつもの山なみの奥に富士山が綺麗に見えている。他の山の名前が分からなくても、この山の名前が分からない人はいないだろう。
大岳山頂から来た道を戻り、大岳山荘あたりで東京方面を見渡せる展望台に立ち寄った。最近、東京方面でランドマークとなっているのはスカイツリーである。これが見えると最高の眺望と言うことになるが、この日もはっきりと確認することができた。スカイツリーまでは直線で61.5kmである。
サルギ尾根分岐の峠までは来た道を戻り、峠から右手のサルギ尾根を歩く。サルギ尾根は自分の地図(20年前発行)にはルートの線がない。しかし今ではすっかり一般的な登山道となっているようで、道もしっかりできている。高岩山手前のピークまで歩き、その高台にあるというあずま屋で昼食休憩を取ることになっていた。しかし、いざ着いてみるとすでに多くの先客がいて、宴会も行われていた。我々も負けじと空いたスペースを確保し、鍋の準備を始めた。 サルギ尾根展望台は関東平野が一望できる場所にあり、この日一番の好展望地である。しかし、富士山は大岳山が影になって見えない。ここで2時間ほど滞在し、周りに誰もいなくなった頃下山を開始した。 来た道を少し戻り、右手の尾根を下った。ロープやハシゴがある急な下り坂で、一気に下った。沢の所まで下り、登ってきた道と合流する。七代の滝の階段を下り、林道を歩いて車を駐めたところに到着した。 帰りの立ち寄り湯は秋川渓谷瀬音の湯である。以前一度来たことがあるが、そのときは酷く混んでいてあまり良い印象がない。しかしこの日はそれほど混んではおらず、行列に並ぶことはなく、すんなりと入湯する事ができた。湯船に入ってすぐにヌルヌルと感じる温泉である。アカが溶けているのだろうか。いつもは湯上がりに食事をするのだが、皆先ほどの鍋で腹一杯の様子のため、食事は抜きで帰ることになった。 温泉施設の外はすっかり暗くなっていた。仲間の車で八王子駅まで送ってもらい、渋滞知らずの電車で楽をして自宅へ帰った。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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