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子持山-群馬県の山

子持山-群馬県の山

群馬の中心で上州の山々を一望

群馬の中心で上州の山々を一望

【獅子岩と榛名山】

獅子岩と榛名山

山行情報
日程 2020年3月20日(金)
山名(山域) 子持山(榛名山周辺
入/下山地 6号橋駐車場
メンバー 単独行
行動時間 3時間6分
歩行
距離
登り
下り
歩数
6.4km 839m 839m 14,434歩
■■■

コース(タイム)

6号橋駐車場(07:33)-(柳木ヶ峰)-(09:07)子持山(09:28)-柳木ヶ峰-(10:39)6号橋駐車場

 《山概略》
 子持山は群馬県のほぼ中央にある標高1296mの山。火山の山で山頂手前に獅子岩という火山岩頸があり、国土地理院の地図には大黒岩と記載されている。近年、大雨の影響で登山口への林道がしばらく通行止めとなっていたが、現在は6号橋の駐車場まではアプローチできる。ぐんま百名山に指定されている。

 《アプローチ編》
 横浜の自宅を朝5時前にマイカー出発。圏央道から関越道を走る。車窓からは榛名山や赤城山、そして子持山が見えている。赤城ICで高速を下り、子持山の林道を上っていく。道路脇にはいくつか駐車スペースがあり、駐車したい衝動に駆られるが、奥まで行けるところまで行くことにする。そしてついに車止めが現れ、数台の車が駐まっているところで駐車する。


林道終点の駐車場から出発
【林道終点の駐車場から出発】
   木道からそびえる屏風岩
【木道からそびえる屏風岩】

 《子持山へ》
 駐車場には登山道の案内板があり、現在地は6号橋の駐車場となっている。道は来た道を少し戻って登る尾根コースと、林道の先まで歩いて行くコースがある。どちらでもよかったのだが、林道の先に行くことにする。  車止めの先に進むと、さっそく林道は荒れていて、車が通るのは不可能な状態だ。もはや復旧は諦めたのだろうか。駐車場の横にある7号橋を渡ると、子持神社の奥の院がある。赤い鳥居の上の方にある岩壁の半洞窟に赤い祠が見える。
 奥の院を過ぎると、登山口があり、山の奥の方へ上り坂の木道が伸びている。案内板があり、この先に獅子岩と屏風岩があるようだ。さっそく木道を登って行くと高さ60mの垂直の壁である屏風岩が待ち構えている。その下を通って行くのだが、小さな石のかけらが落ちてこようものならひとたまりもない。特に落石注意の看板はないのだが、その場所は速やかに通り抜けていく。

稜線に出る
【稜線に出る】
   獅子岩を巻く
【獅子岩を巻く】

 こちらの登り道はどうやら危険な道のようだ。屏風岩の次は、V字型の谷筋の急な登りで、落石注意状態は続く。ピンクテープはあるので道に間違いはないようだが。やがて道は植林帯になるのでほっとする。それでもガレ場の登りが続き、ようやく稜線に出る。展望岩というところに立ち寄ると、榛名山や渋川あたりの街並みが見える。  稜線を進むと岩が突き出ているのが見える。それが、獅子岩なのだろう。道は獅子岩と子持山に分かれるが、獅子岩は危険そうなので、そこへは行かず、子持山の方へ進む。しかし、子持山への道も一筋縄にはいかなかった。岩壁の下降が待っていたのである。しかもその岩壁だけ雪が残っていて危険極まりない。一応ロープもあるのだが細くて心もとない。この日一番の難所を慎重に下った。
 その岩壁のあたりから方向感覚がおかしくなって、子持山方面に向かっているのか怪しくなってきた。一応GPSで方角を確認して目の前に見えてるピークに向かった。

浅間山
【浅間山】
   榛名山方面
【榛名山方面】

 稜線歩きでは時々眺めの良いところがある。赤城山や榛名山、浅間山など群馬の名山を見ることができる。浅間山だけは雪で真っ白である。標高2,568mあるので、これらの山より700m以上は高いことになる。群馬県では日光白根山に次いで2番目に高い山である。左手には獅子岩が見えてくる。ここから見る限りは猿の顔に見えなくも無い。岩の上には石柱が立っているようだ。

子持山手前の小ピークから
【子持山手前の小ピークから】
   子持山山頂
【子持山山頂】

 山頂までに二回ピークを通過する。二回目のピークは柳木ヶ峰で小さな祠があり、別ルートの尾根と合流している。帰りはそちらに下る予定だ。道は笹の下り道となり、登り返すとまた周囲の眺めが良くなる。先ほど見えていた浅間山はすっかり雲に覆われてしまった。
 ロープのある岩場のトラバースを慎重に進み、緩やかな道になるとやがて子持山の山頂(1,296.4m)に到着する。山頂はそれほど眺めは良くないが、木々の隙間からは谷川岳方面の山も見えている。山頂には方位盤と一等三角点がある。十二山神と書かれた岩の下で休憩した。

8号橋方面へ下る
【8号橋方面へ下る】
   6号橋の駐車場に戻る
【6号橋の駐車場に戻る】

 山頂からは天文台に下りる道がある。どんな天文台か気になるところだが、県立ぐんま天文台ということで夜間の観望ができるようだ。今回の下山は来た道を戻る。柳木ヶ峰からは右手の浅間山方面の尾根を下る。大タルミという所(地図には石祠ありと書かれていたが無かった)に出て、左後ろの道を下る。林の中を下り、沢を渡る。左の上の方には獅子岩がそびえているのが見える。地面から巨大な岩が突き出たような所を通過すると、やがて林道に出る。そのまま道なりに進むと今朝通った屏風岩の入口に合流する。
 駐車場に戻ると多くの車が駐まっていた。山中で出会ったのはひと組だけだったが、思ったより多くの人が山に入っているようだ。この日は渋川のビジネスホテルに泊まり、渋滞を避けるため朝一番で横浜へ帰った。

付近の山 榛名山(2015.6.20)、赤城山(2013.11.2)、武尊山(1998.10.10)

Camera:CANON EOS 90D

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