《山概略》
藻岩山は札幌市にある標高531mの山。スキー場と展望台で知られた山だが、とりわけ展望台からの札幌夜景は素晴らしい。山頂近くまで観光道路が延び、ロープウエイで行くこともできるので、気軽に訪れることができる。今回北海道訪問にあたって、札幌市内で訪れたのは、この藻岩山の展望台だけである。
《アプローチ編》
展望台から夜景を撮るのが目的だったので、夕方に着くように時間を調整した。観光道路は山の南西方向から入ることになる。住宅地を抜けると料金所があり、600円を払って車で尾根を上っていく。もいわ中腹駅の所に駐車場があり、そこから山頂まではもーりすカーというケーブルカーを使うか、自力で歩いて行くかのどちらかである。
《藻岩山へ》
駐車場から山頂までは大した距離ではないので歩くことにする。登山道はケーブルカーの設備のすぐ隣を平行して歩く。ものの数分で三等三角点がある藻岩山の山頂(531m)へ到着する。ケーブルカーを利用すると片道300円かかるので、節約効率は高い。
藻岩山の山頂には二階建ての展望台施設があり、その屋上へ階段を上っていく。展望台からは360度見渡すことができる。あいにく藻岩山山頂周辺はガスに覆われているので、あまり見晴らしは良くない。ときどきガスの切れ目から札幌市街や背後の山並みが見えている。日が落ちるまでにこのガスは晴れるのだろうか。
【観光道路の駐車場】
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【山頂までは施設と平行に歩く】
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【藻岩山三等三角点】
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【日が暮れるのを待つ】
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日没まで二時間ほどあったので、建物の中や外をうろうろし時間をつぶした。金曜の夕方ではあるが、展望台を訪れる客は思ったほど少なく、日没を待たずに帰っていく人も多い。しかし周りが暗くなると、訪問客は増え、周りを覆っていたガスも引き始めた。
【札幌の夜景】
ガイドブックのような綺麗な写真は撮れなかったが、一面に広がる札幌の光の海を捉えることができた。小一時間写真を撮ってから、再び歩いて駐車場へ戻った。道は暗いので、携帯しているライトで照らしながら下った。
明日はニセコアンヌプリを登る予定だ。車に戻ると急いで小樽経由で余市の道の駅へ向かった。