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室蘭岳-北海道の山 室蘭岳-北海道の山 室蘭市街は雲海の中 室蘭市街は雲海の中 【室蘭岳の稜線】
コース(タイム)だんパラ公園駐車場(07:45)-825mピーク-(09:34)室蘭岳-(10:45)だんパラ公園場駐車場
《山概略》
《室蘭岳へ》 アプローチ中から室蘭市街は霧に覆われていた。駐車場も霧の中で視界は100mほどしかない。のちにその霧は室蘭市を覆う雲海であることがわかる。駐車場を出発し、まだ上に続く車道を歩いていく。少し歩くと右手にも駐車場がある。そのまま直進し、車止めを通り抜ける。左手の森の中に林道が見えたので、その道に入り、そのまま進んだ。 林道を道なりに進むと、小屋が見えてくる。室蘭市が管理し通年で営業している白鳥ヒュッテだ。営業といっても利用料は無料だ。白鳥ヒュッテから道は二手に分かれる。今回は左手の西尾根コースを登り、右手の夏道コースを下ることにする。
白鳥ヒュッテの左奥にある倉庫の左側に道が続いている。ミズナラやカツラ、ササが生い茂る森の中に入り、細い道を道なりに進むと、下り坂となる。沢まで下るとそこから登返しとなる。この沢はペトトル川で河口でチマイベツ川と合流して内浦湾に注いでいる。 クマ対策のベルを鳴らしながらひと気の無い森を歩く。道は明瞭だが、道標はほとんど無い。いちどだけ西尾根コースと書かれた指導標があった。高度を上げて森から抜け出すと明るい笹原となり、振り返ると室蘭市街方面は雲で覆われている。西側の尾根には風力発電のプロペラが並んでいる。
青空の下西尾根を登っていくと、825㍍ピークに到着する。市街地や内浦湾の雲海は相変わらずだが、室蘭岳のなだらかな稜線は見通すことができ、笹原に道筋ができているのが分かる。さっそく稜線を歩き、電波の反射板があるこぶを越える。道脇にはハクサンチドリやツガザクラ、マイヅルソウの花が咲いている。
道は南尾根のコースと合流し、山頂に向かって北へ進む。目の前に室蘭岳と大きく書かれた標識が見えてくるが、その数十メートル手前の左側に三角点がある。標高911.1mの一等三角点で、点名は鷲別岳である。山頂も三角点もわずかに登別市の領域にあるようだ。眺めはよく、北の方にはうっすらと羊蹄山の姿が見えている。山頂に行く前にここで一休みする。
三角点から山頂までは30mほど。大きく書かれた室蘭岳の文字と5mほどの高さがある釣り鐘が特徴的である。釣り鐘の柱に温度計があり、18度を示していた。山頂まで来ると、南尾根からちらほらと登山者が登ってくる。地元の人と少し話してから下山した。 下りは南尾根コースである。室蘭市街に向かって下っていくが、雲海は相変わらずだ。市街を見ること無くダケカンバの樹林帯へ入っていく。途中、水神社と書かれた鳥居があり、水場があるようだ。下りが続き、遠足できたのか、下から大量の園児が登ってきた。この子らと同じレベルの山を登ったのかと、少し愕然とするが、地元にとっては散歩程度の山なのだろう。 下りはあっという間で、赤い屋根の白鳥ヒュッテが見えてくる。ヒュッテを越えて林道を道なりに進むと、車道に出ること無く、直接駐車場に戻ることができる。登るときはガスで周りが見えなかったが、駐車場の奥には草原が広がっていた。 下山後は内浦湾に面した豊浦温泉しおさいに入り、北海道ドライブを続けた。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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