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余市岳-日本三百名山 余市岳-日本三百名山 山頂から目の前に羊蹄 山頂から目の前に羊蹄 【余市岳山頂】
コース(タイム)道路ゲート(06:06)-(07:01)登山口-(09:03)余市岳-(10:56)登山口(11:19)ー(12:07)道路ゲート
《山概略》
《余市岳へ》 天気は午後から回復する予報だが、スタート時点では気にならない程度の小雨だった。草露で濡れるので雨具は下だけ着て出発した。駐車場横にある林道ゲートには入林ポストがある。そして、登山口まで3.9km、山頂まではさらに4.7kmあり、山頂までの時間は計195分となっている。けっこうな長丁場となりそうだ。 林道を歩き始めてすぐにクマ出没注意の看板がある。見かけたら赤井川村まで連絡くださいとのこと。北海道のクマはヒグマなので出会いたくは無い。クマ対策はザックにぶら下げたベルだけである。 長い林道をひたすら歩き、開けた場所に出る。コテージ風の建物やリフトがあり、冬はゲレンデとなる場所のようだ。リフトベースの左手の方にクマ出没注意の看板が見え、そこが登山口のようだ。登山口から森の中へ入る。何度か徒渉する場面があり、そのうちの一つは濡れるのが必須である。今朝までの雨で水量が多くなっているようだ。
登山道には道標の類が一切無いが、一本道なので迷いようも無い。しばらく眺望の無い樹林帯の歩きだが、やがてチラチラと余市岳の山頂が見えてくる。ササ原の道となり、やがて三叉路に突き当たり、キロロゴンドラコースと合流する。キロロの夏期ゴンドラは、7/27~8/31、9/28~10/14の期間で運行される(2019年)ようで、これを利用すると多少楽に登山できるようだ。 道の左右はササとハイマツが入り交じり、見通しがよくなる。正面には余市岳が構え、山頂に向けてジグザグの道が見えている。山肌にはまだ雪が残っている所もある。左手に定山渓登山道入口との分岐があるが、道はほぼ消えていて、廃道となっているようだ。分岐の指導標も支柱から落ちいる。
いよいよ本格的な登りが始まるところで雪渓が現れる。道が埋もれているのは約6mほどだが、これを慎重に渡る。周りの雄大な風景や高山植物の花々を見ながら歩いて行くと、細い道が沢になっている。石が敷き詰められているような道なので登山靴の中まで濡れることは無いが、沢の道はしばらく続いた。
ピークが近づき、目の前に綺麗なコニーデ型の山が見えてくる。羊蹄山だ。蝦夷富士の名に恥じない立派な姿だ。山頂に着いたと想って写真を撮りまくっていたら、「山頂はここから300m先です」との案内板が目に入った。これに気づかなかったらこのまま引き返していたところである。確かにここよりやや高い丘が見えている。さっそくその丘へ向かった。 300m先の山頂は確かに山頂(1488m)だった。山頂の道標があり、一等三角点も鎮座している。あらためて周りを見渡すと、羊蹄山や積丹半島の山々、石狩湾やキロロの建物も見ることができる。赤井川村は日本で唯一、カルデラの中の噴火口にある村だそうだが、その様子も分かる。
山頂からの景色を堪能し、軽く食料を食べてから下山する。誰とも会わない山かと想ったが、下山中一人とすれ違う。日曜日だったが、この日の登山者は2名だけなのだろう。登山口のゲレンデ広場まで下り、そこの草付きに腰掛けて休憩した。その頃には天気もすっかり回復し、青空が見えだした。 キロロの駐車場まで戻り、下山後の温泉として小樽天然温泉湯の花の朝里殿へ立ち寄った。さらに、積丹半島を一周して、えびす岩を見、積丹岬や神威岬にも立ち寄った。この日はニセコの道で車中泊し、翌日の羊蹄山登山に備えた。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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