|
TOP > 奈良県の山 > 倶留尊山
倶留尊山-奈良県の山 倶留尊山-奈良県の山 高原からの強風受けて 高原からの強風受けて 【稜線から曽爾高原を見下ろす】
コース(タイム)曽爾高原駐車場(07:56)-亀山峠-(09:00)倶留尊山-(10:09)曽爾高原駐車場
《山概略》
《倶留尊山へ》 駐車場を出発し、自動ゲートの脇から出ると登り坂の遊歩道がある。登り口には曽爾高原案内図があり、倶留尊山へのだいたいのルートが分かる。高原を突っ切るコースと亀山経由で縦走するコースがあるが、高原コースを取ることにした。 遊歩道の坂を登っていくと、急に視界が開けて高原のすぐ横にある山の稜線が見える。高原や山肌には樹林が無く、黄金色の枯れた草で覆われている。帰ってから調べると、やはり3月頃に山焼きが行われているようだ。 高原の中に向かうと、東海自然歩道の指導標がある。昨日登った愛知県の鳳来寺山も東海自然歩道だったので、そこから道が繋がっていると言うことだ。自称東海自然歩道挑戦者としては、いずれこの二つの山を結ぶ道を歩かなければならない。もう何年も静岡で途切れた東海自然歩道の続きを歩いていない。 高原の中の道は柵で仕切られ、柵の外はススキが群生している。昨日の雨の影響か、道はぬかるんでいる。道はやがて高原中央の広場のような所に出る。ベンチがあり、クロマツが何本か生えている。そこを通り抜けると、道は階段状の緩やかな登りとなる。
眺めの良い斜面の道を少し進んで振り返ると、高原の様子が一望できる。それほど広い高原では無いようだ。やがて稜線に到着するが、高原からの風の吹き上げが激しく吹き飛ばされそうだ。木が無く眺めが良い反面、風の影響をもろに受ける所だ。 稜線からは左手の倶留尊山方面に向かうが、指導標は二本ボソとなっている。強風に耐えながら稜線を進み、しばらく進むと樹林帯に入り、風は止まる。
小ピークに向かって登っていくと、小屋が見えてくる。それがうわさの料金所だ。この時期は無人で、小屋の前にある料金箱に500円を入れることになる。500円玉を入れると、多くの硬貨が入った上に落ちた音がした。 小屋の先のピークが二本ボソで標高980m。雲が多いものの、奥の方に倶留尊山のピークが見える。右半分は切れ落ちて山が無いように見える。
二本ボソから急坂を下り、登り返しも急登である。両脇にロープが張られている。坂を登り切ると、倶留尊山の山頂(1037.6m)である。岩が転がる中に三等三角点がある。眺望は今登ってきた二本ボソが見え、その奥に大峰山の山並みがあるようだ。
この日は大晦日だが、結局山頂まで誰とも会うことが無かった。山頂にはいくつかベンチがあり、そこで少し休んでから来た道を戻った。登り始めより天気が回復してきて、稜線からは東の三重県側の眺望も見られるようになった。名張川沿いの集落の奥には兜岳や鎧岳が見えている。
二本ボソを通過し、亀山は経由せずに曽爾高原へと下りた。ここに来てようやく、家族連れや登山者の姿が見られるようになる。晴れ間が見られるようになったので、この時間から登る方が気持ちが良いかもしれない。 駐車場まで戻って行動時間は2時間ほどだった。ずいぶんお手軽な山だ。春夏は花が多く咲くらしいので、また緑があるときに来たいものだ。下山後の温泉は以前にも訪れた、みはる温泉へ。その後、大阪南港まで行き、福岡行きのフェリーに乗って年を越した。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |