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南高尾周遊−東京都の山 南高尾周遊−東京都の山 仲間を偲んで南高尾周遊 仲間を偲んで南高尾周遊 【高尾の集落】
コース(タイム)高尾駅(8:55)−草戸山−泰光寺山−(15:16)高尾山口=八王子=横浜
《山概略》
高尾霊園まで突き当たらずにその手前で左に曲がり、宅地の坂道を登っていく。途中から階段になり、初音坂と書かれた道標がある。坂の上にも住宅が続き、道なりに歩いて行くと城山湖峯ノ薬師登山道と書かれた登山口が右手に見えてくる。ここからようやく山道となり、ヤセ尾根に取り付く。反対側の眼下には墓地群が広がっている。墓は綺麗に区画され整然と並んでいるが、片やその反対側の住宅地も同じように整然と区画されている。 尾根を一列で歩いていると、前の方で春ランを見つけたようだ。皆がそれぞれのカメラでそれを撮る。その後も珍しい花を見つけては同じように写真を撮ることが繰り返された。左手には真下に拓殖大学のグラウンドが見えてくる。学生たちが声を出して球技をしている。鉄塔下に出て、少し広くなっているので小休止する。
枯れ葉の落ちた坂を登っていくと無名のピークで四等三角点(大地沢342.9m)がある。その先で道は二手に分かれる。右が高尾山口で左が草戸山となる。左の草戸山へ向かった。登山道脇にはナガバノスミレサイシンが白い可憐な花を咲かせている。 道はアップダウンを繰り返しながら最後に階段状の急坂を登ると山之神の祠が現れ、展望台もある賑やかな草戸山山頂に到着する。町田市最高峰の標高365mである。ここでも小休止する。
草戸山山頂から三沢峠にかけても緩やかなアップダウンが続く。途中眺望もなく、アンテナの立つ三沢峠を通過。道は関東ふれあいの道に合流し、大垂水峠方面へ進む。泰光寺山には巻き道があり、皆は巻き道の方へ進んだが、何を思ったか石川さんが泰光寺山のピークに向かって登り始めたので、そちらに付いていった。 縦走路のピークに巻き道がある場合、たいていの人は巻き道の方を選ぶものだが、この泰光寺山はそうではないようだ。山頂には四人ほどのおばちゃんグループが休憩していた。山頂には三角点があるが、国土地理院の地図では処置保留となっていて、腐りかけたテーブルと、板にマジックで書かれた泰光寺山475mがあるだけだ。山頂をそのまま通過して下ろうとすると向こうから皆が登ってきた。そしてこの山頂で昼食休憩を取ることになった。
泰光寺山頂で小一時間過ごし、このあとの行程が決められた。中沢山まで行き、中沢川沿いの谷を下って高尾山口まで至るコースである。齋田さんは津久井湖の方へ下って皆と別れるという。 泰光寺山頂を下り、西山峠を通過する。関東ふれあいの道の指導標は城山を指している方へ進む。道は津久井湖に沿って延びているが、ほとんど眺望の見えるところはなかった。しかし一ヶ所だけ視界が開けている場所があり、津久井湖をその向こうにある、石老山が見えた。 中沢山の手前で齋田さんと別れ、残った7人で中沢山を登った。観音菩薩が立つ中沢山山頂は標高494mで今日の最高峰である。観音像との対面は二回目で、前回は大垂水峠経由で高尾山まで歩いている。
《下山》 中沢山を下り、鉄塔の下を通るとその先に山下へ下る分岐(中沢峠)がある。あまり歩かれていないような谷間の道だが、道はわかりやすい。下っていくと里山の雰囲気のある集落があり、様々な花が咲いている。狭い里道に観光バスが入ってきたかと思ったが、車体にはうかい鳥山と書いてある。しかもそのバスは何台も行き来している。何事かと思ったら、この先に料亭があり、その送迎バスのようだ。バスの台数から100人を下らない収容人数が可能な料亭ということになる。やがて合掌造りの建屋が見えてきて、そこの従業員がお盆を抱えて右へ左へと公道を小走りに通り過ぎていく。このあたりだけ別世界のような綺麗な庭や品の良い建屋を通り抜けて行った。駐車場の係員によるとこの日は満席だという。バスは京王高尾山口を往復しているとのことだった。うかい鳥山:http://www.ukai.co.jp/toriyama/index.html 国道20号に出る直前の道ばたでミズバショウやザゼンソウを見つけた。まさか自生しているものではないだろうが、皆で写真を撮った。 【高尾インター建設中】 国道20号は黙々と歩道を歩く。目の前に建設中の高架道路が見えるが、東名に繋がる圏央道だ。すでに高尾山トンネルは貫通したのだろうか山肌には大きな穴が空き、高架が伸びている。 高尾山口に到着し、高尾まで移動して居酒屋で打ち上げを行うことになった。しかしまだ時間が早いため、居酒屋は開いておらず、八王子に向かった。八王子の居酒屋飛騨の里は以前にも利用したことがあり、そこは開店が16時だった。ちょうどタイミング良くその店に入ることができ、この日最後の歓談を行った。
Camera:Canon SONY DSC-WX1
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