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蛾ヶ岳−山梨百名山 蛾ヶ岳−山梨百名山 富士と南アルプス展望の山 富士と南アルプス展望の山 【山頂からの眺望】
コース(タイム)横浜(5:55)=四尾連湖駐車場(8:53)−(9:50)蛾ヶ岳−(11:00)四尾連峠−(11:10)四尾連湖(11:35)−(11:41)駐車場−(12:19)やまなみの湯(13:11)=(16:17)横浜
《山概略》 【四尾連湖登山口】 右手が駐車場。大きな看板に誘われて入ってしまうが有料である。正面が登山口となる。左手にも狭い道があるが四尾連湖に通じている。四尾連湖の駐車場も有料。 《蛾ヶ岳へ》 駐車場を出て右手の林道に進む。車止めがあり車は入れない。登山口には派手な看板がいくつもあり、その前で10人ほどのパーティーが記念撮影していた。彼らの後ろを歩くと抜くのに面倒なので、こちらの撮影は下山してからすることにして、先を急いだ。 林道に入って数十bも歩くと右手に登山道が分かれる。落ち葉で埋まった山道を進むと稜線に出る。大畠山と大きく書かれた標識があったがよく見ると矢印が左を指していた。蛾ヶ岳は右手に進む。狭い稜線の道で、左右は樹林に囲まれ眺望がない。登山口にあるはずの四尾連湖もまだ見えない。道は稜線を忠実に歩くわけではなく、途中のピークを避けるように巻き道もある。 山肌でガサガサ音がするのでよく見るとリスがいた。大きくもなく小さくもない大きさだ。外来種では無さそうだ。そのリスは木に飛びついて枝から枝へと移動を始めた。すかさず写真を撮ろうとするが、ちょうど逆光になり撮れなかった。
まわりに人の気配もなく静かな山の中を歩いていると向こうから人が来た。精進湖から縦走してきたかと思ったら、蛾ヶ岳往復の帰りだという。朝飯前の登山だろうか、まだ10時前でずいぶん早い。下る途中に、カモシカを見かけたと言っていた。 西肩峠に到着する。石碑や地蔵が置かれ、手書きの案内板もある。この峠から久那土駅へ下るコースがあるようだが熟達者コースと書かれている。西肩峠から進行方向は左に転ずる。蛾ヶ岳までは一直線の直登で、急坂となる。 山頂直下の急坂を登り切ると誰もいない蛾ヶ岳山頂(1297m)に到着する。ここに来てようやく展望が見られる。それも樹林を切り倒しての展望のようで、360度大パノラマというわけではない。東には富士山が見え、その反対側には南アルプスや鳳凰三山、八ヶ岳、奥秩父の山なみが見渡せる。南アルプスの手前には今歩いてきた山稜とともに四尾連湖の姿も見える。思ったより小さな湖だ。山頂は冷たい風が吹いており、軍手をはめて写真を撮りまくった。
山頂には三角点や祠や石碑、山梨百名山の標識がある。この先の精進湖方面の道もはっきりと続いている。縦走をするにしても交通の便が悪いので、かなり長く歩くことになるのだろう。 ある程度写真を撮り終えても、昼食を取るにはまだ早い時間だった。団体が接近中でもあるので、食事は下ってから取ることにした。山頂には15分ほど滞在し来た道を降りていった。 《四尾連湖へ》 冷たい風が吹いていたのは山頂だけで、下り始めると風はピタリと止んだ。西肩峠までに二人組の登山者とすれ違い、先ほどの10人パーティーともすれ違った。更にその先に30人ほどの集団とすれ違った。ずいぶんと人気のある山だ。ひょっとして山梨百名山ブームなのだろうか。 先ほどの駐車場へ下る分岐では、そのまま真っ直ぐ進む。このまま下ればあまりにも短い山行になってしまうので、四尾連峠経由で多少遠回りすることにした。途中右手の大畠山(1117.6m)のピークをピストンする。山頂には三角点があるが眺望はない。大きなアンテナ設備が天高くそびえている。
四尾連峠は文学碑公園となっているが、野沢一の文学碑があるのみである。野沢一は昭和初期の詩人で四尾連湖畔に独居し詩作に励んだという。峠からは南アルプスの山なみがちらっと見える。 四尾連峠を下っていくと水明荘があり、四尾連湖の湖畔に出ることができる。湖畔にはベンチとテーブルがいくつもあり、その一角を陣取って昼食にすることにした。昼食は贅沢にアルミ鍋の豚キムチ鍋とおにぎり2個である。鍋はスーパーで350円ほどで売っているものである。 湖にはアヒルの足こぎボートが浮いている。対岸にはキャンプ場も見られる。風光明媚なところで観光客が来ても良さそうだが、この日は閑散としている。鍋を食べ終わると駐車場へ向かった。 四尾連湖から駐車場までは1分とかからなかった。中型バスが2台止まっていたのは、先ほどの団体のものだろう。マイカーに乗り込み、温泉の場所を確かめようとiPhoneを操作すると圏外だった。町に出てから確認することになる。 向かった温泉は、やまなみ温泉である。以前、櫛形山の帰りに入った温泉だが、気に入ったので再び訪れることにした。地下1500mからの自噴温泉で、湯の色が赤茶けている。プールもあるのでよほど湯量が多いのだろう。この日は大して歩いてもないが、いつもより長めに湯に浸かって体を癒した。 帰りの高速は渋滞もなくスムーズに相模湖ICから出ることができた。しかし、一般道のほうは渋滞しており、わずかな距離で時間を浪費した。
Camera:SONY DSC-WX1,EOS KISS X2
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