|
釈迦ヶ岳-山梨百名山 釈迦ヶ岳-山梨百名山 続く急登、大展望は雲の中 続く急登、大展望は雲の中 【山頂の眺望は真っ白】
コース(タイム)第三登山道入口(9:47)-(11:18)釈迦ヶ岳(11:39)-檜峯神社-(13:09)第三登山道入口=ももの里温泉
《山概略》
《釈迦ヶ岳へ》 登山口の標高はおよそ1054mで、釈迦ヶ岳山頂まで590mほど登ることになる。半日コースとしては適当な標高差だ。登山口に入り、歩き始めるがしばらく舗装された林道が続く。その舗装も半ば緑に浸食されている。やがて右手に山道が別れ、釈迦ヶ岳へという指導標に従って進む。 植林帯の山道は徐々に荒れてきて、あまり整備もされず人も歩かれていないことが分かる。ふと足もとを見ると、鳥の巣が落ちている。卵が7個ばかりあるので、落ちた巣ではなくもともと地面に作った巣なのだろう。卵は鶏の卵の三分の二ほどの大きさだ。キジの巣だろうか、親鳥がいる気配はない。
稜線まではつづらもなく急な坂をほぼ直登である。息を切らしながら登り、最後だけ右の方へトラバース気味に進むと稜線に出る。今来た道は急なため初心者は下るなと言う標識がある。左手の釈迦ヶ岳方面へ向かった。 道は尾根道になり、登りは続く。上に行くにつれ岩が増えてきて、太いロープがある岩場も何カ所かある。途中展望台のような所に出るが、一面真っ白で何も見えない。天気が良ければ甲府方面が見えるはずである。 あともう少しで山頂というところで、この日初めて二人組の下山者とすれ違い言葉を交わした。山頂には綺麗どころの四人組がいますよといわれ、疲れも忘れ山頂へ急いだ。
岩場を乗り越え、狭い藪の中を通り抜けると、ごつごつとした岩の多い釈迦ヶ岳の山頂(1641m)に到着する。山頂には確かに4人組の女性陣がいたが、綺麗どころというには30年は経過しているだろう。彼女らは東のドンベイ峠から登ってきたようだ。 山頂からの眺望は全く得られなかった。方位盤が置かれていたのでそれを見ると、南アルプスや富士山、御坂や奥秩父などそうそうたる山なみが見られるようだった。岩の上に腰掛け、コンビニで買っておいた弁当を食べた。
《檜峰神社へ》 来た道を下り、岩場ではロープを伝いながら慎重に降りていく。ガスが少しはとれてきて、うねうねと続く山稜が見えてきた。大栃山に続く稜線である。先ほどの合流地点は下らずにまっすぐ進むと、続いて左手に上芦川への分岐が現れる。そこから登り返しになり、登り切ると三角点のある山頂(1521.9m)に到着する。四等三角点だが地図にはピークの名前はない。釈迦ヶ岳はこのピークと共に双耳峰と言えないこともなく、こちらは緑に囲まれもとより眺望はないところだ。 三角点ピークを下っていくと分岐がある。真っ直ぐ行くと大栃山で右が檜峰神社である。大栃山も山梨百名山であるため、いずれは行くことになる山である。この際立ち寄っておこうかと思ったが、地図には大栃山までの範囲が記載されていない。GPSでは道がなく、下山道も明らかではない。少し考えたあげく、このまま下山することにした。この分岐では若い二人組の男女が登ってきたが、横浜から電車バスで来たという。マイナーな山であるのによく来たものだ。
急な斜面を下り、小さな沢を渡るとスギの植林となる。植林帯を抜けると林道にぶつかり、林道を少し下ると檜峰神社の敷地に入り、みさか山歩きマップの案内板がある。大栃山までコースタイムを見ると、先ほどの分岐から3時間40分かかることが分かった。 薬王水という水場を経由し、橋を渡ると檜峰神社の建物がある。境内は人の気配がなくひっそりとしている。正面の建物の裏手が本殿だろうか、足場が組まれ工事中だ。このような山奥の人気のない神社の改築にどこから資金が出ているのか不思議だ。神社からは舗装された林道を下って第三登山口の駐車スペースに戻った。
下山後は中央自動車道方面のももの里温泉へ。山梨県は温泉の宝庫なので、どこの山の麓にも温泉があり便利だ。ももの里温泉はJAFの会員割引が効き、100円引きで入ることができた。 帰りの中央自動車道は渋滞もなくスムーズに進み、高尾山ICで降りて相模川沿いの道を246号まで南下した。建設中の圏央道に沿った道だが、横浜に帰るにはこの道が早いことが分かった。
Camera:CANON PowerShot S100
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |