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滝子山-山梨百名山 滝子山-山梨百名山 富士は見えねど爽快な下山路 富士は見えねど爽快な下山路 【滝子山頂】
コース(タイム)横浜(5:20)=(7:00)桜森林公園(7:07)-寂ショウ尾根-(9:20)滝子山(10:06)-すみ沢-(11:53)桜森林公園=(14:14)横浜
《山概略》
道は尾根の登りになり、眺望の無い樹林帯を黙々と歩くことになる。鉄塔の下をくぐり、先ほどの2人組を追い抜く。右手には峰の山のピークが見え隠れしている。 道はいったん林道に出るので右手に進むとすぐ左に山道が続く。指導標には「足場危険のため注意」とある。林道から最初の取り付きだけ急で登りにくいところもあるが、やがて普通の尾根道に戻る。道には花もちらほら咲き、まだ実の付いた栗も落ちている。
尾根も後半になると岩場が増え、岩登りとなるが、それほど危険はない。しかし指導標は「滑落多発!危険」などと通行止めではないものの警告は頻繁に見かける。岩場には何カ所か展望台があり、南側の眺望が得られるが、この日は残念ながら富士山は拝めないようだ。天気は良いのだがすっかり雲の中に隠れている。 道は浜立山の分岐にさしかかる。地図では浜立山への道はないが、歩いて行かれるようだ。少し興味があったが、今回は滝子山へ直行することした。分岐を過ぎると正面に滝子山らしき山頂が見えてくる。
いったん鞍部を下り登り返すと展望のきいた滝子山の山頂(1620m)に到着する。山頂は秀麗富嶽十二景のひとつだが富士の姿はあいかわらず雲の中。富士山は先日のニュースによると雪で真っ白になっているはずだ。反対側の北の方は雲もなく山なみが見渡せる。大菩薩峠に続く小金沢連峰である。先日行った花の大蔵高丸も見ることができた。 山頂の一角に腰を下ろして休んでいると、まわりの地面からムカデのような虫が何匹もこちらに近づいてくる。意識的に人間に近づいているのだろうか、それらを枝ではじき飛ばしながら排除し、落ち着かない休憩となった。
山頂には三角点がないが、地図では少し下ったところにあるようだ。下山の時に立ち寄ってみることにした。下山はすみ沢沿いのルートである。山頂から東の道を下ると初狩駅方面との分岐があり、その初狩方面の方へ少し行くと、三角点(1590.3m)がある。山頂よりも30m低いところにあるが、見通しの良い山頂に三角点を作らなかったのは何か理由があるのだろうか。
分岐まで戻り下山を続けた。周りは紅葉が始まったばかりで黄色や赤の葉が目立ってくる。少し広い場所に出ると白縫神社がある。小さな祠と、間伐材で作った鳥居があり、簡素な神社だ。神社の前を素通りし、森の中を歩いて行く。登りとは違って歩きやすく周りの雰囲気も気持ちが良い。 指導標は笹子駅方面へ歩くことになる。大谷ヶ丸との分岐を通過すると道は広くなり防火帯となる。両サイドの森からは動物が飛び出してきそうだが、それはなく、向こう側からはこれから登ってくる何組ものパーティーとすれ違うことになる。
やがて道はすみ沢沿いに続き、すぐ隣に清流が見える。板張りのあずま屋を通り過ぎ、緑の中を進んでいくと沢は徐々に大きくなり、滝や滑床も見られるようになる。比較的大きな滝には三大の滝と名付けられているようだ。沢に架かる橋を何度か渡ると林道に出る。 林道は今朝登ってきた林道に繋がっているので、道なりに進んでいけば桜森林公園に戻ることができる。午前中のうちに下山できたので、渋滞を避けるため温泉には入らずに直接帰宅することにした。
Camera:CANON PowerShot S100
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