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源氏山-山梨百名山

源氏山-山梨百名山

静かで涼しい真夏の別天地

静かで涼しい真夏の別天地

【眺めのない樹林の中の山頂】

眺めのない樹林の中の山頂

山行情報
日程 2014年8月23日(土)
山名(山域) 源氏山(南関東
入/下山地 丸山林道と池の茶屋林道の出合い
メンバー 単独行
行動時間 2時間45分
歩行
距離
登り
下り
歩数
8.0km 900m 900m 19,000歩
源氏山マップ

コース(タイム)

三叉路(7:20)-(8:37)源氏山(8:45)-(10:07)三叉路

 《山概略》
 源氏山といえば、鎌倉の山という印象が強いが、こちらは山梨県富士川町の源氏山である。山深い場所にあるが、林道が奥まで続いているので半日登山が可能な山である。
 山名の由来は、源義光が砦を築いたという言い伝えがあるからだそうだが、山にはこれと言った遺物はないようだ。付近の林道は台風18合の影響で崩壊し、工事が行われている。規制はあるものの、登山口近くまで車で入ることはできる。

 《アプローチ編》
 横浜を早朝に発ち、相模湖ICから甲府南ICまで高速に乗る。すでに圏央道が開通し、横浜ICから乗ることもできるのだが、高速料金が倍近くかかるので、従来通りの山梨アプローチである。
 甲府市内は国道を西に進み、道路標識では櫛形山方面へ向かって進む。身延方面へ抜ける林道をかなり奥まで入ると、源氏山への道標が出てくる。そろそろ登山口かと思う頃、通行止めのゲートがある。車をバックし、通過したばかりの三叉路の路肩に車を駐めた。先客は一台あるが、三台ほど駐められる場所だ。


三叉路の駐車スペース
【三叉路の駐車スペース】
   通行止めを歩いて進入
【通行止めを歩いて進入】

 《源氏山へ》
 登山準備をしていると、通行止めのゲートを何台かの工事関係車両が通過していった。そのとき、登山者はここを通れるのか訪ねたら、車両じゃなければOKとの答えだったので、予定通り源氏山へ行くことにした。(ダメなら櫛形山へ行くという手があった)
 車を駐めた三叉路を出発。林道を奈良多方面へ進み、先ほどの通行止めのゲートを越える。少し歩くと左に道が分かれ、源氏山登山道入口と書かれた道標とともに工事中の看板が多い。県営林道災害復旧事業と書かれ、工期は平成26年12月6日までとなっている。

登山口から林道を進む
【登山口から林道を進む】
   左手の山道へ
【左手の山道へ】

 しばらくダートの林道を歩くと、左手に山道の入口がある。林道から山道のほうへ歩くが、道は林道と平行して延びている。すぐ右手に林道があるが、山道の方はアップダウンの繰り返しで、林道は緩やかな登りのようだ。やがて右下に林道の工事現場が見えてくる。山肌が崩れて完全に土砂で埋まっているところを、新たに整地しているようだ。このあたりは山道も今にも崩れそうだ。
 眺望があるのもこの工事現場あたりで、右手は南アルプス(雲の中)、左手には笛吹川や奥秩父の山々が見える。ここを通り過ぎると樹林帯で、ほぼ眺望は無くなる。

眼下で復旧工事
【眼下で復旧工事】
   唯一の展望
【唯一の展望】

 山道はいったん林道に降りていく。ずいぶんアップダウンがあり、無駄に体力を使った感がある。帰りはずっと林道を歩くことを誓う。歩きやすい林道を歩いて行くと、再び左手に山道の入口がある。ここは林道を歩き続けたい衝動に駆られるが、ここで山道に入らなければ山頂にたどり着けない分岐である。
 林道から急斜面を登っていくと、登山道に合流する。樹林の中を歩いて行くと、源氏山と書かれた指導標がある。登山口以外で指導標は初めてだったので、少し安心する。
一度林道に降り、再び山道へ
【一度林道に降り、再び山道へ】
   大峠山分岐?
【大峠山分岐?】

 登山道は迷わない程度に道ができている。山頂から降りてきた1人の男性とすれ違うが、三叉路の駐車スペースに駐めてあった人のようだ。ほとんど登山者を見ない山だが、山梨百名山狙いだろうか。その後歩き続けると、あっけなく山頂に到着した。
 源氏山山頂は標高1827mだが、登山口が1600mを越えているので、たいした登りではない。山頂一帯は樹林に覆われているので、山頂という気がしない。山梨百名山の標柱がぽつんと立っていなければ、そのまま通過してしまいそうなところだ。
樹林帯を進む
【樹林帯を進む】
   源氏山山頂
【源氏山山頂】

 山頂での滞在時間は数分で、早くも下山することにする。来た道を戻り、林道に出たところからは、山道へ復帰せずにそのまま林道を歩いた。林道はやたらと蝶が舞っていた。しばらくカメラで蝶を追いながら撮影をした。
 下山後は甲斐市の山口温泉へ入った。住宅地にある珍しい源泉掛け流しの炭酸温泉だった。そして、明野まで足を伸ばし、この時期の名物であるひまわり畑で写真を撮ってから帰途についた。

《登山道の花》
スギゴケ トリカブト ヒヨドリバナとコヒョウモン
 【1.スギゴケ】
 【2.トリカブト】
 【3.オニシモツケとコヒョウモン】
ヒヨドリバナとアサギマダラ ニガナ? 明野のひまわり
 【4.ヒヨドリバナとアサギマダラ】
 【5.ニガナ?】
 【6.明野のひまわり】

付近の山 櫛形山(2006.07.09)、蛾ヶ岳(2009.11.21)

立ち寄り湯情報
 
山口温泉★★★
場所:山梨県甲斐市竜王町篠原477(TEL:055-279-2611)
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉
料金:600円・時間:9:00~20:00
休館:月曜(祝日・連休は営業)
食堂:無、露天:有
Camera:CANON PowerShot S100、CANON EOS Kiss X6i

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