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位山-日本二百名山
位山-日本二百名山
位山を経て天空遊歩道へ
位山を経て天空遊歩道へ
【川上岳山頂】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年8月16日(火) | |||
山名(山域) | 位山・川上岳(北陸) | |||
入/下山地 | ダナ平林道終点 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 9時間0分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
17.1km | 1,010m | 1,010m | ---歩 |
○コース(タイム)
ダナ平林道終点(07:35)-(08:18)位山-大イチイ分岐-(11:26)川上岳(11:48)-(15:29)位山-(16:31)ダナ平林道終点
《山概略》
位山は岐阜県高山市にある標高1529mの山。登山口の一つである苅安峠は分水嶺で、分水嶺公園や道の駅がある。日本二百名山。
位山の稜線上にある川上岳(かおれだけ)は標高1625m。日本三百名山で、位山の東方にある船山とともに地元では三名山と言われている。良質な木材に恵まれたため、江戸期には木地師が山中に住み木工品を製造していたようだ。
《アプローチ編》
高山市内のホテルに前泊していた。朝食が6:00からと早かったので登山をする身としてはありがたい。食後はすぐにチェックアウトして出発した。苅安峠からダナ平林道に入り、未舗装の道をしばらく走る。昨日走った位山の林道よりは若干走りやすいが、スピードは出せない。林道終点が広場になっていて、そこに車を駐める。
《位山へ》
ダナ平林道終点登山口には三角点が有り標高は1320m、位山の山頂までは標高差200mほどを登ることになる。この時点では川上山まで行くつもりは無く、位山だけをピストンするつもりであった。
登山靴を履き早速出発する。天気は曇りで雨は夕方から降る予報となっていた。このところ山へ入るときはスパッツをはいて無かったが、この日もはかずに出発したのだが、後ではくべきだったと後悔する。下山したときに裾がドロドロだったのだ。
登山口には大きな飛騨位山探訪案内図や鳥居がある。そして謎の太陽御神殿という球体のモニュメントがある。鳥居の右手には登山帳が有り、自分としては珍しく記帳して歩き始めた。
登山道は綺麗に整備され、ミズナラやヒノキ、コシアブラ、ヒメコマツなどが立つ森の中を進む。 さっそく巨石が現れ、御門岩と名前が付いている。石の上には何本もの木が生え、高く伸びている。その後も名前の付いた巨石が次々と現れ、いかにも巨石群登山道だ。丸太の階段を上り、丸太の木道を進むと、最後となる天の岩戸という巨石がある。この石はロープの柵で囲まれ、近づけないようになっている。ている。
天の岩戸を回り込んでいくと、稜線登山道との合流が有る。位山まであと0.5kmとなっている。平らな道を進み、サラサドウダン群を抜けると展望広場に出る。晴れたら展望があるのだろうが、この日は真っ白で何も見えない。
展望広場の先に川上岳分岐が有り、左手に進むと位山山頂に到着する。標高は1529m、樹林に囲まれ晴れても眺望が無いところだ。道は奥まで続いていて、トイレや天の泉に続いているようだが距離はあるようだ。 登り初めから1時間経たず、あっけなく山頂に到着したので、川上岳まで足を伸ばすことにした。往復の時間は相当かかるが、川上岳は日本三百名山なので、この機会に登っておいた方が良いだろう。
来た道を少し戻り、分岐を左手の川上岳の方へ進む。稜線のこの道は天空遊歩道と呼ばれているようだが、一面ガスに覆われ真っ白でである。まわりはササに覆われているが、登山道は綺麗に刈られている。しかしながら、登りになるとその刈られたササが滑って登りにくいこと著しい。
稜線は登ったり下ったりの連続で、眺望が無いだけに果てしない道に思われる。位山からの中間あたりの道の真ん中に三角点がある。標高1443mのピークで、二つの山より低い位置にある。
道を歩いていると、やたらとヘビと出くわす。雨上がりで甲羅干しでもしていたのだろうか。こちらの靴音に反応して、すぐにササ藪に逃げ込んでくれる。クマも怖いがやはりヘビも怖い。
天気は徐々に回復しているようで、川上岳に着く頃には青空がちらほらと見えるようになる。体力を使い果たした頃にようやく川上岳の山頂に到着する。不本意なほど時間がかかってしまった。
山頂には一頭三角点がある。360度の展望があるようだが、雲が多くまわりの山並みは全く見えない。石の上に腰掛け行動食を取り、しばし休憩して体力の回復を待つ。
下山は来た道を戻る。少しでも体力の消耗を減らすため、重いカメラはザックの中に入れ、歩きに専念することにした。天気も良くないので、もう写真を撮ら無くても良いだろう。いざとなれば、iPhoneはすぐに取り出せるので、それで撮れば良い。
重い足取りで天空遊歩道を歩き、位山の山頂まで戻る。その奥にある水場まで行こうと思ったが、下り坂が長く、途中で引き返した。展望広場まで行き、そこのベンチで最後の休憩を取った。
残りは下りだけなので気が楽になる。巨石群の道を下って、駐車場に戻る。ヘロヘロになりながらもなんとか帰還を果たすことができた。
車で林道を走っていると、雨が降りだしてきた。位山で出会った若者が歩いていたので、車に乗せて道の駅まで送った。雨は本格的に降り、やがて土砂降りとなる。この日は飛騨古川に泊まり、翌日は能登半島ドライブだ。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
Apple iPhone 12 Pro